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87.2人目のレオ

平行執筆中作品


悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~

「なんでこんな所にいるの?」

見覚えのない少年がそう話しかけてきた。


誰だコイツは?

知らないぞこんな奴。

子供の知り合いなんていない、訳では無いな。

レオは子供か。


「なぜ俺の名前を知ってるんだ?」

俺は警戒しつつ少年に問いかける。


「なんで?、、あ!そうかぁ。この姿じゃ分からないのか。僕はレオだよ!」

少年は元気な声でそういった。


訳が分からない?

コイツがレオ?

顔が違いすぎるだろ。


「まあ、召喚先の僕に聞いてみれば分かるでしょ。なじみのある僕から言われた方が納得できるんじゃない?」

少年は俺に召喚されるよう促してきた。


俺はレオの腕輪を白く光らせるように指示を送る。

召喚される準備ができた合図だ。

召喚されるまでに訊くことをまとめきれるか不安だな。


色々考えている撃ちに俺の体が輝き始め、別の世界へとやってきた。


「レオ!なぜお前が2人いるんだ!?」

まとめた結果がこれだった。


これ以上に簡潔な聞き方はないだろう。

いや。

あるのかも知れないが今の俺にはこれが限界だ。


「ん~。それはねぇ。僕が1人だけだといろんな世界の危機に対応できないからだよ。いろんな世界が侵略されてるから、仲間が大量に必要なの。だけど、僕以上に有能な人材を知らないから、僕を量産すれば良いんじゃ無いか?って結論に至って作られたのが、僕とか、さっきリベンが会った僕とかだよ」


レオから説明された。

なるほど。確かにレオがたくさんいればいいっていうのは合理的な考え方かもな。

ということは、レオは2人だけじゃなく、もっとたくさんいるんだろう。


「ん?待てよ?その言い方からすると、お前が本体じゃ無いのか?」

レオは、作られたのが、僕。といっていた。

なら、作ったレオが別にいる?


「そうだよ。本体は別のところで活動中。まあ、僕たちはクローンみたいなモノだし、どれが本地でも良いんだけどね」


どれが本体でも良いか。

本体を殺したところで他のレオは動き続けるんだろうな。

レオを止めるためには全滅させるくらいしか方法はないんじゃ無いか?

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