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82.呪い

悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~

の、方もよろしくお願い致します。

「おっ!話を聞いてくれるようになったね。じゃあ、僕は保身のため、殺されたら君たちにどんな不利益が降りかかるか教えよう」


完全に話の主導権をとられたな。

これは話で勝つのは難しそう。

適当におだてて調子に乗ったところを狙うか。


「まず、僕がなんで動きたがらなかったか知っているかい?」

急に質問してきた。

聞き流すだけじゃいけないのか。


「さぁ。知らないな」

俺はわざとらしく知らないという風に肩をすくめる。


単純に知らないと言ってしまったら、こちらがどれくらい情報を持っているかバレてしまう。

わざと演技らしい仕草をすることでこちらの情報を渡さずに済むのだ。

決して俺が嘘をついているわけではない。


「むぅ。知ってそうだけどな。まあいいや。僕は呪いを受けたのさ」


「ふぅん。呪いねぇ」

がんばれ俺!

呪いなんて面白そうなモノに興味がないフリをするんだ!


「くぅ。興味がなさそうだねぇ。これくらい走ってるのかぁ。じゃあ、僕の呪いを教えよう!僕の呪いは!」


大事なところだ。

興味がなさそうな顔をしながら、シッカリ効くぞ。

そんなことを思ったときだった。


パァンッ!


目の前の悪魔が爆散した。

俺は予想していなかった事態に動きが止まる。

緊急時に行動できないのは良くないな。

瞬時に対応できるようにしないと。


そんなことを一瞬思ったが、すぐに思考は別の所へ移った。

手の甲から熱い感覚がしたのだ。

しかも、普段契約の時に熱くなる手とは反対の手が熱くなった。


俺がその手を見え見ると、契約の時のように入れ墨があった。

俺は恐る恐る、それに触れてみる。

すると、


《呪い》

《・怠惰の呪い》


契約と似たようなモノが出てきた。

ただ、契約と書いてあるはずの所には呪いと書いてある。

そして、その呪いが1つ。

怠惰の呪い。

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