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79.やっぱり召喚

「、、なるほど」

「あぁ~。それは確かに面倒だな」

「それはお疲れ様デシタ」


結局俺の信用できる部下には話した。

誰も話すつもりはない、ということだったからな。

俺が仮面をしているのも納得してくれた。

数名からは、


「何デスカ?その仮面?」

「邪魔じゃない?」

「戦闘の邪魔になるだろ。外せよ」


こんな風に言われた。

さすがの俺も反論して、効果の説明もしている。

結局、効果が素晴らしいということでつけてて良いことになった。


「しかし、もうリベンは男爵級か。あっという間においていかれてしまったな」

今後の方針に関して話し合っていると、突然シャバスがこんなことを言い出した。


「「「男爵級?」」」

当然俺も含めて訳が分からず首をかしげた。


男爵級ってアレだろ?

シャバスたち上級悪魔の上の階級。


俺、まだ上級悪魔になったばかりだぞ。

それなのにもう男爵級とか、あり得ないだろ。

そんな簡単に階級が上がらないのはシャバスだって分かっているだろうに。


「ほ、本当なのか?」

ウユリが理解できないという表情でシャバスに尋ねる。

本当なわけがないだろう。


「ああ。本当だぞ。俺の能力で相手の階級が見えるというモノがあるんだ。それを使ってみたところ、リベンは男爵級になっている」


「、、は?」

俺の口から間抜けな声が出る。


仕方ないだろ。

俺が男爵級になっているのが本当だとか言い出してるんだぞ。

そんなバカなことがあるわけない。


「そっかぁ。リベンが男爵級になったんだったら、この前言ってた弱ってる男爵級悪魔も殺せるんじゃない?」


「ああ。そうだな。そうと決まれば早速いこう。準備するぞ。俺は部下に伝えとかないとな」


俺が信じられず、呆然としている間にも話はトントン拍子に進んでいく。

え?

なんでこいつらは信じてるんだ?

おかしいだろ。


、、いや。

おかしいのは、俺なのか?

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