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78.それじゃあ頑張れ

「ここをこうすると、ホラ!」

俺の腕輪が黄色く光る。


今は腕輪の使い方を教わっている最中だ。

どうやら連絡関係で使うらしい。

召喚で他の世界に行くときとか、それで侵略者に出会ったときとか。

そういうときに使えと言うことだ。


「ふぅん。まあ、分かった。最後に1ついいか?」


「何?僕も、本当にもうそろそろ行かないと行けないんだけど」

急いでいるようだから、できるだけ手短に済ませよう。


「俺には部下が数十体言うんだが、そいつらには伝えるべきか?」

俺が1番懸念しているところだ。


もしかしたら俺の部下が侵略者の手助けをすることになるかも知れない。

それはコイツとしてもやめさせたいはずだ。


「うぅん。それはそっちの判断に任せるよ。僕はリベンの部下にたいした力があると思えないけど、手駒がある分には良いからね。よぢ!じゃあ、これで終わりだね?バイバイ!」


俺の質問に簡単に答え、レオはすぐに去って行ってしまった。

俺も悪魔の世界に戻ることにする。

さて、どうしようか?

伝えるべきか?


「ん。もう帰ってきたのか」

「今回は長期の契約じゃなかったんデスネ」

「何か情報があったか?」


俺は都合良く、他の仲間たちがいた場所に戻ってきた。

戻ってきた俺を、部下たちは問い詰めてくる。

俺の安全より情報を持ってるかどうかが大事なのな。


「情報はあったし、ある意味長期の契約もしている。誰にも言わないというモノにだけ伝えよう。今回に関しては情報屋としても扱わないでくれ」


俺は言いふらさないようこう言っておく。

おそらく全員聞くだろうが、それを他の悪魔に知られたら困るからな。

特にウトウは情報屋だし、対価さえあれば話してしまう可能性が高い。

知った悪魔が侵略者たちの仲間となる可能性もあるし、俺が敵だと知らせないのは大切だ。


「「「黙っておく」」」

全員が口をそろえてこういった。


「というか、俺たち従属の契約をしているわけだし、黙っておけと言えばしゃべることはできないぞ」

シャバスはそういった。


従属の契約ってそういうこともできるのか。

というか、そのための契約なのか?

名前としてはそうだよな。

従属なんて付いてるくらいだし、契約相手の命令は絶対って事?

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