表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/189

70.男爵級悪魔の力

「まず、ウユリに伝えたのは嘘ではありマセン。事実デス」

ウユリを見てそういうウトウ。


まあ、まずはそれだよな。

情報屋という職業上、信頼が必要だ。

嘘をつくなんて言われたら困るだろう。


「だ、だが、お前!この世界で活動する上位の悪魔はいないって!」


「その通りデス。活動はしていマセン」

抗議の声をあげるウユリに、ウトウは反論する。


「活動はしていない。、、、死んでいるのか?」

俺はどうせ生きているんだろうと思いながら尋ねる。


逆に、死んでいたらわざわざ言わないだろう。

死んだ悪魔の死体はいくらでも下に落ちている。

上位の悪魔の死体くらいあってもおかしくはない。

というか、落ちてなかったら上位の悪魔はどこに死体があるんだ?って話だ。


「死んではいマセン。ただ、弱っていマス」


「弱ってる?ケガ程度しても他の悪魔を殺せば回復するだろう?」

俺はウトウの言葉に疑問を持つ。


「そうデス。普通はそうなんですけど、その悪魔は呪いを受けているのデスヨ」

ウトウから呪いという言葉が出てきた。


呪い。

聞いたことはないが、上位の悪魔を弱らせるのだから強力なモノなのだろう。

気をつけなければな。


「そして、朗報デス。倒そうと思えば、私たちだったら倒せるかもしれマセン」


「俺たちだったら、倒せる」

シャバスが何かを考え込むようにつぶやく。


俺としては殺してもいいと思ってる。

だが、ウトウは確実に殺せると入っていない。

だから、どこまで被害が出るかは分からない。

全員で相打ちだとしても、倒せるというのには入る。


「戦ったらどれくらい被害が出ると思う?」

俺は考えた疑問を問う。


すると、ウトウは驚いたように目を見開いて、

ニヤッと笑った。


「フフッ。力だけというわけではないのデスネ。答えマショウ。戦った場合、私を含めたここの6名以外全員デス」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ