64.終わりだぁ!!
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「グボッ!」
1体を一瞬だが戦闘不能にした。
この機会を逃さず、俺はもう1体に飛びつく。
そのまま首に爪で切り裂いた。
グチャッ!
と音がして、首が飛ぶ。
もちろんおいしくいただきました。
そして、俺は吹き飛ばした1体を見る。
俺を黙ってにらみつけている。
「なんだ?何も言うことはないのか?」
俺は煽るように問う。
死体を残しておけばよかったな。
そっちの方が煽るのには使えそうだったが。
まあ、その辺は仕方ない。
もっとか考えて動けということだ。
「、、、我でなく、おぬしに殺されてしまったことが心残りだな」
そんなことを言い出した。
ああ。
ライバルは俺が殺したかった!
ということだな。
欲張りだな全く。
まさに欲望の固まりである悪魔なだけはある。
、、、こうでも考えないと、少し心が痛むな。
俺は何も悪くないはずなんだが。
「まあ、じゃあお前もすぐに行かせてやるよ」
俺はそう言って翼を広げる。
「おぬしを殺し、我らが勝利してやるわぁぁぁ!!!!」
向こうも全力で羽ばたいてきた。
こんなところで出会わなければ、仲間になりたかったな。
さっきの奴もそうだが、会話ができるというのは楽しかった。
あと少し仲間を増やしてもいいかもな。
そんなことを思いながら、俺は敵の首をねじ切った。
そしてそのまま食す。
うん。
頭痛い。
でも、こんなところに時間をかけず、次に行こう。
「はぁ~。この世とは無情なものだ」
俺はため息をつきながら、どんどんと進んでいく。
結局、あいつらみたいなやつには会えなかったけどな。