表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/189

60.魔力吸収

マガンの能力の1つである魔力吸収。

この能力があるからこそ、見ただけで弱い悪魔が倒せるのだ。


まず、前提条件として、俺たち悪魔は精神体で、ほとんどが魔力でできている。

その魔力の割合は下級悪魔ほど高く、たいていの下級悪魔なら魔力が7割消滅しただけで死んでしまう。

つまり、魔力で体が構成されている悪魔たちにとって、魔力を吸収されるとは、死に直結するのだ。


あれだな。

人間も水分が7割とかいうし、それをすごい勢いで吸い取られたら死ぬのは当たり前。

その人間にとっての水が、悪魔たちにとっての魔力だという事だろう。


、、、そう考えてみると、結構俺は恐ろしいことをしているんだな。

などと思いつつも、俺は悪魔たちを殺していく。


「この程度では負けん!」

やっと生き残る敵が現れた。


うれしいな。

俺としては部下に欲しいくらいだが、誰かしらの部下なんだよな。

大人しく死んでもらうとしよう。


まあ、わざわざ俺が別の攻撃をする必要はないんだがな。

相手は死なないだけで、全身は燃えてるし、動きもふらふらとしている。

あと1秒でも見れば、


シュッ!

ほら。

消えた。


「あぁ~。もっと歯ごたえのあるやつが欲しいなぁ」

俺はそう言いながら飛ぶ。


こんなことは言っているが、本心では出てきてほしいとは思っていない。

強い悪魔と戦うと、それだけ他の悪魔を殺すのに回せる時間が少なくなるということだ。

俺はこの機会を使って上級悪魔程度にはなりたい。

そのためにも、大量の悪魔を殺すことが必要なのだ。


バンッ!ドンッ!ドカァァンッ!

激しい戦闘音が聞こえる。

厄介そうだなぁ。

できればかかわりたくないんだが、俺の進行方向にいるし仕方ないか。


「「〇ね!●ね!〇ね!〇ねぇ!このピー----が!●ねぇぇぇ!!!!」」

聞こえてくる放送禁止用語。


しかも複数体の声で聞こえるな。

こんなの子供には聞かせられないぞ。

教育委員会に訴えられちまう!


仕方ない。

汚物は消毒だぜ!

消え失せろ!


「「、、、ぬっ!?」」

争っていた2体の悪魔がこちらを向いた。


燃えたりはしているが、死んではいないのが多数だな。

しかも、2体に関しては燃えている様子すらない。

これは面倒だなぁ。

明らかに強いところに出くわしちまった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ