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52.弟子

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「まずは、お前を強くするためには、お前の実力を確かめなければならない」

俺は偉そうに言う。


「はい!何をすればいいんでしょうか!」

元気な声が帰ってきた。


俺の前には魔法で浮いているという人間がいた。

魔法か。

俺も魔法で飛べるようになれば、翼と二重の力を出して、ギルより早く動けるようになるだろうか?


「まずは、肉対面のテストだ。お前は肉弾戦はできるのか?

俺は人間に問う。


「あまり得意じゃないです。魔法の方が得意なんですけど」

人間は下を向きながらそういった。


魔法か。

やはり俺の魔法系統の練習に使えそうだ。

俺は少し笑みを浮かべる。


「なるほど。じゃあ、魔法の訓練をするんだな」

俺は納得したように首を振る。


「ただ、さっきの悪魔には魔法が効かなくて、、、」

人間は視線を落とした。


たしかに、さっき戦っていたときは魔法が効いていなかった気がする。

俺が魔法を使ったときも悪魔たちには効いていなかったが、それとは少し理由が違うような気がした。

俺の魔法は爆発したりして失敗してるような感じがしたが、コイツの場合は成功はしているが効果がないようだった。


「確かに効いてないようだったな。魔法が効かない理由は知っているか?」

俺は聞かなかった理由を尋ねる。


「ああ。それは、悪魔が高位の精神体だからですね」

人間はそう答えた。


高位の精神体。

俺を2番目に召喚したカナタが教えてくれたことがある。

悪魔は、肉体を持たない精神体で、ほとんどが魔力でできている。

それが魔法の効かない理由だとすると、悪魔の魔力量が多すぎて魔法の魔力ではダメージを与えるには足りなさすぎるということだと考えられるな。


「つまり、いかに魔力を多く使って攻撃できるかが問題だということか?」

俺は考えたことが合っているか尋ねた。


それに人間は首を縦に振った。

合っているらしいな。

つまり、俺はそこを鍛える訓練を手伝えばいいんだろうが、肝心の方法が思いつかない。

魔剣を作った時みたいに魔力を込めれば魔法の威力は上がるのか?


色々やってみるか。

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