50.今後
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「じゃあ、どうすればいいんだ?どれだけ強くなればいいんだ?」
俺は今後のことをシャバスに問う。
「それを思えと考えようと思って聞いたんだ」
シャバスは肩をすくめた。
それからしばらく、俺たちはこれからのことについて話し合った。
これから俺たちがどうすれば強くなるのか。
俺たちみたいに少し強いやつらと、ウユリの部下たちを一緒の鍛え方にしたらマズい。
鍛えるべき所が違うからな。
「よし。それじゃあ、しばらく俺はこもってるから、しばらく頼んだぞ」
俺はそう言って死体まで急降下する。
そして、俺は死体をバクバクと食べた。
無心で食べ続ける。
相手の実力差が広すぎるから、これだけでは足りないかも知れないが、俺が1番強くなれる方法は今のところこれだからな。
俺が口を開くと、次々と死体が口に入ってくる。
最初みたいに少しずつ食べていた頃に比べたら、かなり楽に食べられるようになった。
まあ、その分頭痛はひどいが、そんなことを気にしている暇はない。
「キィィィ、、」
遠くから悪魔の声がした。
俺に来るのかと思って魔剣を使う準備をしたが、いつまで経っても来ない。
俺が死体を50も60も食べても来る気配がない。
別の悪魔が戦っているのだろうか?
悪魔なら殺して少しでも強くなるための礎になって貰おうと、俺が声がした方に飛んでいくと、悪魔の姿が見えた。
だが、それ以外にもいるはずのない存在が見える。
「はぁぁぁ!!『ストーム』『ショックボルト』『ポイズンミスト』」
悪魔ではないものがいた。
人間だ。
魔法を使って悪魔と戦っている。
暴風が吹き、電撃がほど走り、紫の霧が悪魔を覆う。
だが、そんなモノをモノともせず、悪魔は人間に飛びかかっていった。
「くぅぅx。やっぱり魔法が効かない!」
悔しそうな顔をしながら、人間は悪魔の攻撃を避けた。
面白そうだな。
あの人間にオレは興味がわいた。
助けることにする。
グシャ。
俺は悪魔の後ろに回り込み、頭を潰す。
その光景を見た人間は、一瞬の出来事だったため、何が起きたのか分からず唖然としていた。