49.上の上の上の、、、
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「お前たちより、上位の悪魔?」
俺は首をかしげる。
シャバスたちは、上級悪魔という階級の悪魔だ。
ちなみに俺は下級悪魔。
1番したの階級の悪魔だな。
下級悪魔が上級悪魔になるためには、他の下級悪魔を最低でも10000体は殺さなければいけないらしい。
万だぞ、万。
とてつもない時間が必要なことは容易に想像できる。
そうして上級悪魔になっても、さらに上がいるのか?
「上級悪魔の上は、男爵級悪魔。そこから子爵級、伯爵級、侯爵級、公爵級と続いていく。過去には王級と言うのがいたらしいが、どこかの世界で肉体を手に入れてその世界の覇者になったそうだ」
シャバスが説明をする。
え?
上級悪魔の上ってそんなにいるのか?
多過ぎでは?
「まて。そんな悪魔1度もあったことはないぞ」
俺は記憶をたどっても、そんなに強い悪魔とあった覚えはない。
「そうだろうな。最近、いろんな世界で大規模な戦争が起きているらしくてな。そういう奴らは大抵召喚されてるんだ」
戦争か。
俺たちはそういう使い方をされやすいのだろうか?
できれば、復讐を作り出す好打王は避けたいな。
「で?言いたかったのはそれなのか?」
俺はシャバスに、俺をここまでつれて来た理由を問う。
「いや。違う。俺が言いたかったのは、後数年で世界をいくつかまたいで起こっている戦争が終わりそうだから、そいつらが大量に戻ってくる可能性があるぞって事だ」
「大量に、戻ってくる、、、。俺たち全員で何体相手にできる?」
俺は問う。
まあ、答えは予想できている。
わざわざ俺をここまで連れてきたんだぞ。
かなり重要で、他の奴らには聞かせない方がいいって事だから、
「1人も相手にすることは無理だろうな。俺たち上級悪魔が数人と、お前が1秒生き残れればいい方だ」
「、、そうか。それほどか」
俺たちは暗い表情になる。
1秒持てばいい方、か。
強すぎるだろ。
どうすればいいんだろうな。
そこまでの実力差があるなら、生半可な訓練じゃ簡単に殺されるだろう。