4.闇の先
揺れる空間の中で大きくなっている闇。
俺はそこからとてつもない恐怖を感じた。
だが、逆にそこにしか生き残れる場所は無いとも思った。
「ギャアアァァァァ!!!」
敵がこちらを向く。
攻撃するつもりらしい。
チャンスは、今しかない。
俺は羽を全力で使って闇へと飛んでいく。
俺が闇に触れると、
ズォォォォ。
俺は闇の中に吸い込まれていった。
このときの俺はとても運が良かった。
なぜなら、俺と入れ替わるようにして、闇の先から圧倒的な存在が出てきて、俺の後を追おうとした敵が一瞬でチリとなったのだから。
だが、そのときの俺にとっては地獄だった。
なぜかって?
ここは、さっきの敵を1撃でチリにできるような敵。
そんな敵がやってきたところなのだから、
「クヒヒヒヒヒッ!」
「ザコがきたねぇ」
「ヒャヒャヒャヒャヒャ!」
「遊ぼうかぁ」
俺の前には2体の敵がいた。
片方は黒い中に赤い線が数本あり、片方は青い線が数本ある。
こいつらは、言葉を話した。
さっきまでの敵とは違う。
もしかしたら、格が違うのか、、ガンッ!
(っ!?)
俺はいつの間にか片腕が亡くなっていた。
敵を見ると、赤い方が手をこちらに向けていた。
その手からは黒い煙が出ている。
俺は命の危機を感じて、全力で下に飛ぶ。
あんな簡単に腕を消滅させられたんだから、頭を潰すのだって簡単なはず。
だが、当たり前ではあるが敵の方が飛行速度も圧倒的に速い。
ゴンッ。
頭に衝撃を感じた。
そして、その瞬間には地面にぶつかっていた。
もう敵は見えない。
俺は逃げられると思い、地面に手を付くと、
(あれ?この地面柔らかい、、、、って、これは死体じゃん!〉