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ボォォォンッ!

「「「うわぁあx!!!」」」

「っ!?お前ら!侵入者はまだ近くにいるぞ!剣を構えろ!!」

爆発が起こり、爆発に巻き込まれた兵士たちからは悲鳴が上がった。


爆発を食らってない兵士たちは身構えながら近くを警戒している。

これならしばらくは動くことはないかな?

そう思った俺は、カナタの方の援護に行くことにした。


「、、、愚か者め!僕に逆らってただで済むともうな!」


「最初から覚悟はしてきておる。我が息子たちを殺した罪、その命で償って貰うぞ!!」

言い争う声が聞こえた。


俺は静かに近づいていく。

そして、音が近いところで俺は顔を少し出した。

そこには、カナタと数人の兵士と、豪華な服を着た小太りのチビがいた。

小太りのチビが領主の息子だろうか?

そういえば、領主にも恨みがあるみたいだったけど、そいつはどこにいるんだろう?


「ふん!ふん!」

カナタは気合いとともに剣を振る。


すると、剣がかすって当たった兵士たちは次々と倒れた。

アレは俺がつけた麻痺の効果のおかげだな。

俺も良い仕事をしたモノだ。

そういえば、火が出てないけど、発火の能力はどこに行ったのだろうか?


「な、何をしてるんだ!?寝てないでさっさと僕を守れぇぇ!!」

領主の息子が情けない声をあげる。


「ふん。おぬしのようなモノを守るモノは存在せぬ。その罪、地獄で永遠に反省するのだな」

そう言って、カナタは剣を振り上げる。


そして、領主の息子の腕に突き刺した。

刺したところから煙が上がる。

あえて1撃で殺さずに、炎で苦しませるつもりなのだと俺は確信した。

カナタはそのまま、顔をキョロキョロとさせ、廊下を突き進んでいった。


どうやら領主を探しているようだ。

1人では時間がかかってしまうだろうし、俺も協力しよう。

そう思いながら隣の部屋に顔をのぞかせる。

すると、


「、、ペンダントの光が消えた。息子は死んだか」

そんなことを言う豪華な服を着たおっさんがいた。


息子が死んだとか言ってるし、この人が領主だろうな。

そう確信した俺は、カナタを呼ぼうと部屋の壁に埋まりながら移動する。

だが、その途中であることに気づいた。

(あれ?部屋の内側にはドアがあるけど、外側にはドアがない?)


部屋の内側にはドアらしきモノがあった。

だが、その反対側には本棚があるのだ。

これでは入れない。

そう思いながらよく隙間を観察してみると、そこが隠し扉であることが分かった。

なるほど。

隠し扉で誰にも見つからないと思ってるから、護衛もつけずに1人でいるわけだ。

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