184.再会
悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
もお願いします。
「リベン様ぁ!?」
部下が俺の顔を見て驚く。
コイツもまとめ役なのか。
出世したなぁ。
俺は、少し前のことをもいだして懐かしくなる。
はやく、シャバスたちにも会いたいな。
あいつらも、そろそろ男爵級悪魔になっただろうか?
「少々お待ちください!すぐにシャバス様をお呼びしてきます!!」
部下は我に返ると、すぐに行動を始めた。
それを見た、俺を案内してくれた悪魔が、
「どうしたんだ?あんなに慌てるなんて、一体お前は何をしたんだ?」
不思議そうにしていた。
リベン様という言葉が聞こえなかったのだろうか?
それとも、リベンがボスであることを知らないのか?
どちらでも良いが、俺がボスだと知ったら、コイツはどんな顔をするだろうな。
楽しみだ。
「あっ!本当にリベンじゃん!」
「久しぶりぃ!!」
「えっ!?ギル様にギレ様!?どうしてここに!?」
俺に手を振って、近づいてくる悪魔が2体。
ギルとギレだな。
シャバスの部下だ。
顔や体はうり二つ。
ギルが近接戦闘を得意としていて、ギレが遠距離からの攻撃を得意としているぞ。
なんだか、前見ていたときより、体に入っている色のラインが多い気がするな。
「お久しぶりデス。早速行った世界の情報をお聞かせ頂いテモ?」
「ウトウ様も!?」
情報屋で俺の3番目の部下、ウトウもやってきた。
俺の心配より、情報を優先するか。
相変わらずだな。
「よぉ!リベン!生きてたか!」
「ウユリ様まで!?」
案内してくれたヤツ、リアクションが大変そうだ。
さて、2番目の部下、ウユリが来たと言うことは、
「久しぶりだな。まさか、弱ったりはしていないだろうな?」
「シャバス様も!?勢揃いじゃん!??」