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18.報酬

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俺は殺した豚から光の玉が出てくるのが見えた。

これが魂というものだろう。

そう思ったものは、その光の玉をつかみ、食べる。


「っ!?」

俺は目を見開く。


別に毒が入っていたわけではない。

おいしかったのだ。

今まで食べてきたものの中で1番おいしいかもしれないと思えるほどの味。

人間の魂はここまでおいしいのかぁ。

俺は新たな発見をして報酬を受け取りに帰る。


「終わったぞ。それに、ちゃんと人間が殺したような細工もしてある」

俺は2人にそう告げる。

それを聞いた2人は胸をなでおろした。

俺が悪魔だと叫ばれるのを防いだのは、人間の犯行だと思わせるためだな。

人間の犯行だと思わせれば、アリバイがあるこの2人は犯人として扱われることはないはずだ。


「それでは、俺は魔導書を読ませてもらおう」

俺はそれだけ言って、魔導書をとって寝ころんだ。

それを見た2人はすぐにどこかへ行ってしまった。

まあ、どこに行ったとしても、俺には関係のない話だが。


・・・。

3日ほど経った。

俺の魔導書の読み込みは63周目に入っている。

何度読み返してもこの本からは発見があるのだ。

素晴らしい本だなぁ。


「あくまさん!遊んでぇ」

幼い少女の声。

さらわれたという話だった娘のモノ。

どうやら借金取りが死んだことで借金がチャラになって、しかも娘も取り返せたらしい。

、、、どうなってんだ?この世界の法律?


「見ててね。、、、とう!」

少女がそう言うと、手から炎が出た。

あれがファイアという魔法らしい。


俺はこの少女と遊ぶ。

という名目のもと、魔法を学んでいた。

どうやら俺が魔法を使うと、人間より魔力が多いからという理由で魔法が暴発してしまうらしい。

針の穴に人の腕を通そうとしている感じだそうだ。

ということで、細かい魔力の操作とやらをこの少女を見て観察しているのだ。

俺も器用な方だとは思うんだけど、まだまだのようだな。

そう思いながらも少女と遊んでいると、女がやってきた。


「、、、悪魔。あんた、凄かったんだね。人間が殺したような細工ってあれの事だったのかい」

女はそう言った。

急だな。

ほめても何も出ないぞ。

というか、細工のことを言うってことは、何か犯人の関係で動きがあったのだろうか?

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