表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
138/189

138.作戦会議

「すまんかったな。そうか。翼があったんじゃった」

ソンチョウが笑いながら謝る。


まあ、普通はそんなの気にしないだろうからな。

人間の感覚では翼の事とか頭にないだろう。

俺も前世の頃だったら。そこまで考えられなかったはずだ。


「まあ、それは良いだろう。それでは、本題に入ろう」

少し雰囲気が明るくなったところで、本題に入る。


まず、俺は俺の事情を説明した。

聖域に難民を送りたいって事とかだな。

それで、ある程度向こうは納得してくれた。


「そうですか。ふぅむ」

ソンチョウは腕を組んで悩んでいる。


さすがに即決はできないよな。

来て欲しいので海を超えて来て下さい。

とか言われて、即決できたら逆に怖いぞ。


ソンチョウが悩み、俺がそれを黙って見つめている。

そんなときだった、


「いいんじゃないですか」

見回りの男が突然言った。


「なっ!だが、」

ソンチョウも少し慌てたような顔をしている。


俺も少し驚きだぞ。

まさかコイツがこちらに付くとは思ってなかった。

何か裏があるのか?


「そろそろ頃合いでしょう」

俺が訝しげに見つめるなか、男と村長は何かを小声で話し合っている。


「、、計画が、、」


「、、やめるのだ!、、」


2人の言葉から、断片的に聞こえる言葉から察するに、何かを計画しているようだ。

その計画に、移住は都合が良いと言うことか。

もしかして、こいつらの国を作るとかしないだろうな。

一応釘を刺しておくか。


「その聖域では、犯罪を起こすと即座に戦地に送られるかな。ただ、犯罪さえ起こさなければそこそこ快適な生活が送れるはずだ」


「ほう?なるほど。了解した」

あまり反応を示さないな。


犯罪を起こすつもりではないのか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ