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129.地上の探索

悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~

もお願いします。

「さて、それじゃあ、俺入ってくる」

俺はそう言って、壁の中に入っていく。


「「バイバイッ!!」」

少女たちは、俺に別れの挨拶をして、2人でのおしゃべりを始める。


2人への頼みごとも結果が出るのにはしばらく時間が掛かるから、俺は地上の方の探索に行こうと思っている。

侵略者たちが潜んでいる可能性もあるしな。

色々と調べてみる必要がありそうだ。


まず、地上に行くまでに少し作業をしようと思っている。

この地下が地上のどことつながってるか。確認するのだ。

ここの人たちを連れてくるには、脱出経路を知らなきゃ行けないからな。


「本当にこんな所に見張り必要なんですかぁ?」

しばらく魂を確認しつつ地下を進んでいると、ダルそうな声が聞こえてきた。


「大事な仕事だぞ。モンスターを飼育しているという話だしな」

その言葉をいさめる声。


真面目なヤツだというのは分かるな。

魂の数から考えて、あと2人は居る。

こいつらは話を聞いた限り見張りっぽいな。


必要なことを話すかも知れない。

しばらく聞き耳を立てよう。


「ここまで脱走してこれるような危険な物。俺たちで対処できるわけ無いじゃないですかぁ」

話を聞く限り、奥に人間がいるとは訊かされてないようだな。


モンスターとして伝えられているのか。

バレたらマズいのか?


「それはそうだが、住民の避難のために1秒でも時間が稼げれば良いだろ」

ここの見張りは、脱走者を命がけで求めろとか言われてるのか?


「そんな危険なこと、町の地下でやらないで欲しいんですけど。もし危険な魔物が地面を掘って地上に出たらどうするつもりなんですかね?」


いやいや。

地面を掘るだけじゃない。

俺みたいに地面を透き通るヤツもいるんだぞ。


「うぅむ。そう言われると、何も言えんな。場所を変えて欲しいとは何度も上に入ってあるのだが」

ここで初めて真面目な見張りが否定をしなかった。


絶対に命令に逆らわない。

というタイプじゃないんだな。

民のために!って言うタイプか?


さて、ある程度の情報を聞いたら上に行くか。

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