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126.地下の中

「ちゃんとやってるか?」

低い男の声。


また見回りの男が来た。

さて、今回はこの男について行こうと思っている。

ちょっとこの辺りについて知ろうと思ってな。


少女たちから訊けることはほとんど聞けたと思う。

だから、次は少女たちで走らないことを探るんだ。

こうなっている理由とかな。


「シッカリやれよ」


「「はぁい!」」

男が去ろうとしたので、俺はその後に付いていく。


後、とは言っても、壁の中に埋まって平行移動する感じなんだけどな。

ただ、部屋とかが作られている可能性があるから、それには気をつけていこうと思う。

魂を見つつ、警戒しよう。


「やってるか?」


「「「うん!」」」

数人の子供の声が聞こえる。


子供はさっきの少女2人以外にも居るのか。

なぜわけているのだろうか?

行っている仕事が違う可能性もあったり?


俺は少し気になったが、話しかけるのはやめておく。

目撃者が多すぎると、そのうちの1人が話してしまう可能性が高くなるからな。

秘密は知っている人間が少ない方が言い。


さっきの2人が良く懐いてくれたから大丈夫だとは思うが、こいつらも懐くかは確信が持てない。

それに、この子供たちが大して重要な情報を持っているとは思えないしな。

変な魂も見つからないし、行こう。


「ど、どうじゃった?」

しわがれた声が聞こえる。


「問題なしだ」

見回りの男が答えた。


しわがれた声のヤツが偉い立場のヤツなのか?

ここで何が起こっているのか。

それを知るには、この老人の知識も助けになる可能性があるな。


「ソンチョウ。休んでも良いんだぞ」

ソンチョウ!?


俺は男の言葉に気に掛かる単語を見つける。

ソンチョウ。

少女たちが話していたな。

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