10.リベンジ
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「クヒヒヒヒヒッ!」
「敵がいるよ!」
赤い悪魔がそう叫ぶ。
「ヒャヒャヒャヒャヒャ!」
「久々に強そうだね!」
青い悪魔が応えた。
俺を痛めつけた2人。
最初にあったときにはボロボロだったが、今の力なら行けるはず。
俺はそう確信を持っている。
根拠はないがな。
「「ッ!?うう、うぅぅ!!!!???」」
2体が体から炎を上げながら煩わしそうな声を上げた。
理由は俺が視界に捉えたからだろう。
さっきまでのザコとは違い、消滅しないのはさすがだという所だろう。
まあ、俺の力に勝てないという点では同じだが。
だからといって、油断するつもりもない。
「朽ちろ」
俺はそれだけ言って、頭に意識を集中させる。
すると、
ババババッ!
「「クソがぁぁ!!???」」
また2体のイラついたような声が響く。
俺は角からいろいろな色の攻撃を飛ばしていた。
1つ1つが強そうな感じで、セ○ンのスペ○ウ○光線のようなのとか、円形のギザギザしたのこぎりみたいなのも飛んでいる。
痛そうだなぁ。と、俺は適当に思いながら攻撃を続ける。
そのまま続けていれば勝てそうなので、俺は危険にならないように角からの攻撃で少しずつ命をすり減らさせていく。
そんなときだった。
ゴゴゴゴゴッ!
いつかのように空間が揺れる。
そして、また前の時のように暗いモノが現れる。
俺は新たな危機を感じ、少し距離をとる。
距離をとったことで敵に攻撃を避けられるんじゃないかと思ったが、そんなことはなかった。
(良かったぁ。これなら新しい敵にも対応できるんじゃないか?)
(もしかしたらやばくはないかもしれない)安全に行こう。安全に)
俺は死なないことが大切だと、そんなことを思った。
だが直後、この2体を殺さなかったことを後悔することになる。
「むっ!お前たち、、、、」
闇から新しい敵が現れた。
そいつは俺を見て驚く。
そして、すぐに敵の2体の方を見た。
俺としても、こいつは俺に見られても影響がないようなので驚いた。
「下級悪魔の割には強いようだな」
「だが、我が部下を痛めつけたモノには死を与えてやる!!」