自称未来からきた俺の彼女!?
絆や友情…信頼…俺がそれにすがって暮らしていたのは何年前だろうか。
俺はかつて自分の愚かさで友と呼べるものたちを失ってしまった…それから今日まで俺は友達を作ることをやめた・・・あいつと会うまでは・・・
朝・・・教室に向かって歩いていると廊下が異様に騒がしいことに気づいた・・・どうやら転校生が来るようだ・・・しかも女子のかわいい子らしい・・・
ところどころで転校生の噂が流れていた・・・今日一日はこの話題で持ち越しだろう・・・
「え~みんなも知ってると思うが今日転校生が来る入りなさい」
教室のドアがゆっくりと開く・・・
入ってきたのは結構美人の女子だった。
「どうも私は篠原真由美ですよろしお願いします」
クラス中がザワザワとざわつく各々で生徒たちが喋っている
「はい!!静かにホームルーム始めるぞ」
担任が空気を換えようと叫ぶ・・・
チャイムが鳴り休憩時間に入るや否やクラス中の男子が話賭けに行く。
俺はあまりにもばからしいので屋上に向かって歩き始める・・・この時の俺は次に教室に戻るとまさかあんなことになるなんて思ってもいなかったのであった
休憩時間の終わりのチャイムが鳴り俺は教室に戻っていた・・・ドアを開け入った瞬間に教室の空気が異様なことに気が付いた。
「え・・・ちょ・・・なにこの空気・・・」
俺は思わず情けない声で言うとクラスの男子の一人が近づいてくる
「おい」
声をかけてきたのはクラスの番長的な存在の遊木弘人だった
「篠原から聞いたぞ・・・お前・・・」
なんなんだこいつらいったい・・・例の転校生になにを言われたというのだ・・・
「お前あいつの彼氏らしいな・・・まさかお前が・・・リア充だったとは」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
俺は思わず叫んでしまっていた・・・はぁ・・・どういうことだ?・・・俺のことを彼氏って一体何を言っているんだ・・・そもそもここ最近は友達すらいなかったのに・・・
ところどころで色々な話をされているのが分かる・・・なにかひしひしとプレッシャーの様なものを感じる・・・
「はぁ・・・つまらないこと言うんだね」
俺は篠原の前に立つ
「君・・・篠原だっけ?まぁどうでもいいけど・・・そうやって変な噂を流すのはやめてくれないかな迷惑だ」
俺はそういうと教室を後にし・・・学校から出ていっていた
俺が来ていたのは近くにあった本屋だった・・・立ち読みをしていたらいきなりドアが開き外から篠原が入ってくる。
「探しましたよ・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・勇斗さん」
何でこいつが俺の名前を知っているんだろ・・・別にどうでもいいけど
「で・・・俺に何の用?」
「私は貴方を未来から救いに来たんです」
何をいっているんだろ・・・俺を救いに来た?なにからだよ・・・
「とりあえず話はあと・・・」
「え・・・ちょ・・・」
俺が本を戻すと同時に手を引っ張られ本屋を後にした
「一体・・・君何なの!?」
俺がそういうと篠原は話し始めた
「実は私未来から来たんです
「あの~頭打ったりしてませんよね?」
何を言っているんだろう・・・この人は?
その瞬間だった妙な違和感が体にはしったそして辺りを見回すとそこには異様な光景が広がっていた
「しまった・・・もう始まったの!?」
篠原が慌てて立ち上がるそしてその後ろには阿修羅の様な感じの怪物が立っていた
「くそ・・・貴方なんかに構ってる暇はないの」
そういうと篠原はいつどこからか出したのかわからないが槍を持っていた。