第五〇話 登場人物と紹介
【ドルメサ王国】
ヤマト・タイガ
職業:魔剣士
中学時代、常に学年一位だった元・天才。高校には行かず、引きこもりの生活を続けていた為、体力は人並み以下だったが、異世界転移した途端に身体能力が上がり、剣術も使える。パーティーのリーダーを務めていて、使える魔法は闇以外の五種類。ある人物の死が近付くと予知夢を見る。また最近になり、人のオーラが見える事もある。八面体でエメラルドグリーンのダイヤのネックレス型のマグナラを持っている。
カリン・ビル・アルシア
一四歳の少女ながら、ドルメサ王国の第二三代目国王。魔法に関しては人一倍の知識を持っているが、世間には疎い。何故か、魔王軍に命を狙われており、毎回タイガに救われている。誰にでも優しく、人を疑う事を知らない。
ミルミア・ガーネ
職業:見習い騎士
タイガのパーティーの一人。魔法は使えないが、剣の腕前はかなりある。好奇心旺盛な女の子だが、タイガの一つ上。依頼の帰り、ビックマウスに巻き込まれた時にタイガと出会い、そこから共に行動をするようになった。薄紅色で雫の形をした片耳イヤリングのマグナラを持っている。タイガが好き。
リンナ
職業:魔法使い
タイガのパーティーの一人。水と光属性の魔法を持っている。タイガと出会う前からミルミアと行動しており、タイガとの出会いはミルミアと一緒。ミルミア以外、さん付と敬語である。歳はミルミアと同じ。シルバーのブレスレット型のマグナラを持っている。タイガが好き。
レーラ
職業:銃士
タイガのパーティーの一人。ドルメサ王国とコナッチ王国の国境付近の村で絡まれている所をタイガが助け、出会う。やんちゃな女の子。歳は一五で、色々と小さい。胸が小さいのがコンプレックス。両親はコナッチ王国の王都で宿屋を経営しており、両親の許可を得てコナッチ王国からドルメサ王国に移住してきた。銃士としての能力は申し分ない。
アリマゲイル・オトランシス
職業:ドルメサ王国騎士団
通称『アイル』。コナッチ王国騎士団からドルメサ王国騎士団に異動。有休を得てドルメサ王国に来たが、魔王の手下の一人に催眠を掛けられ、王宮を襲おうとした所、タイガ達が運よく帰ってきて、未遂で終わった。そのことに責任を感じて、王宮で活動する事を決意した。双子の弟がいる。
ルーミア・オトランシス
職業:ドルメサ王国騎士団
通称『ルー』。コナッチ王国騎士団からドルメサ王国騎士団に異動。双子の兄であるアイルと同じ理由で、ドルメサ王国騎士団として活動する事になった。一度魔王の手下に乗っ取られている。
シェスカ・ガイネル
王宮のメイドを務めている。普段は穏やかな女性だが、怒ると怖い。また、タイガをからかうのが好き。
ハスキー
王宮の執事。先代の頃から王宮で雇われている。かなりの歳だが、タイガを一人で担ぐ程の力を持っている。とても優しいおじいちゃん。
モナローゼ
職業:ドルメサ王国騎士団
騎士団の団長を務めていて、カリンが遠出するときに同行する。
ウジュール・メイン
職業:ドルメサ王国騎士団
通称『ウール』。ドルメサ王国騎士団の副団長を務めていると同時に、宮殿騎士の役職も持っている。王宮担当で、王宮内で活動する騎士団の管理をしている。
セリウド
ドルメサ王国のギルドの受付をやっている。
ペル
カリンの召喚獣。外見はカラスで、よくカリンの肩に乗っている。タイガの事を信頼しており、よく共闘することもある。
ジュピター
通称『申鎮の剣』。タイガの使っている愛剣の名前で、夢の中でしか会えない。見た目は子供だが、かなり年上。自分の事を道具として見られるのが嫌い。使用者に悪意が見られると、彼女自身で天誅を下す。タイガの事をマスターと呼び、タイガの事をもの凄く好いている。
【コナッチ王国】
イグニル・スゥ・コナッチ
コナッチ王国の第二〇代目国王。カリンの先代である父と交友関係を持っており、その事からドルメサ王国との外交関係を持っている。とても友好的で、誰からも慕われている。
メービル・アルファ・コナッチ
イグニルの妻。とてもお淑やかで優しい人。カリンの事を子供の頃から可愛がっており、自分の娘のように接してきた。
ラモーネ・スゥ・コナッチ
第一王子。カリンに片思い中で、タイガの事を敵視していた。力の差を見せつけられ、自分がどれほど愚かだったのかを知り、心を入れ替えた。今ではタイガと友好関係を築いている。次期コナッチ王国国王の候補。
ミンティーク・アルファ・コナッチ
第一王女でラモーネの妹。家族とカリン以外、人見知り。カリンを姉のように慕ってきた。カリン達との別れ際、タイガの頬にキスをし、結婚の約束を一方的だがした。タイガの事が好き。
ギル
コナッチ王国の王宮の執事を務めている。
タロット・オトランシス
職業:コナッチ王国騎士団
アイル、ルーの父であり、コナッチ王国騎士団の副団長を務めている。息子の事になると、感情的になる。
ロン
マグナラなどに搭載するイグナートの管理をしている。
ロスト
レーラの父親。宿屋ローランを営んでおり、とても温厚な性格。
トレーヌ
レーラの母親。ロストと同じローランを営んでおり、ガサツな性格。だが、娘思いな優しい母親。レーラの口調は、トレーヌから来ていると思われる。
【魔王軍】
ウリドラ・ガブリエル
魔王軍幹部No.2で、別名『不老の男』と呼ばれている。中身は九〇過ぎの年寄りだが、見た目は二〇代半ば。最強の幻術使いで、一度掛けられた者は二度と出られない。タイガとの交戦で死亡。
ドリナエ・スフィア
魔王軍幹部No.3であり、魔獣の使い手。軽い催眠魔法や、他の人間に憑依する事も出来る。様々な魔獣を召喚し、タイガを苦しめた。一番の魔獣は血黒龍。
【その他】
ユウ
旅人。タイガにテレポートの存在を教えるも、そのままいなくなってしまった。謎に包まれている。




