200文字小説 アイロン(200字) 作者: オリンポス 掲載日:2014/08/08 「ちょっと君、新人だね?」 課長席に座っている偉そうなハゲに、俺は呼び止められた。 「ええ、そうですけど」 「スーツが皺だらけじゃないか。アイロンをかけてないだろう?」 ハゲは眉間に皺を寄せて、軽蔑するように言った。 「すみません。気を付けます」 俺は頭を下げた。 翌朝。 「課長、昨日の件でお話しが……」 「なんだ?」 俺は課長の額に、高温のアイロンを当てた。 「ギャーッ!」 「額の皺が目立つので、アイロンをかけますね」