職業は学生兼陰陽師
陰陽師が公に認められた世界。陰陽師とは鬼を退治する者。
From 何でも屋
Sub 至急?
学校の方にまた出ましたけど、どうするんですか?
慌てて適当な服に着替え家を出た。学校に向かって走った。途中で誰かに呼び掛けられたが無視した。学校に着くと校舎が崩れていた。がらがらと音をたてる瓦礫の中に鬼が立っていた。雄叫びを上げ向かってくる鬼に舌打ちをしながら刀を抜いた。
「消えろ」
相手を十字に切りつけると相手は血を流しながら倒れた。
「見事な御手前で」
血を払い刀を鞘に納めると背後から聞きたくもない声が聞こえた。
「何でも屋か」
「御名答。さっすが、十年に一度の天才、黒川 光翼さん」
「うるせぇ」
「冷たいわ」
不機嫌丸出しの俺を見てもなお何でも屋はおどけた口調で話した。時計を見るともう少しで学校の始まる時間だが、校舎が崩れている為、休校になるだろう。俺は総会に連絡を入れて家に帰る事にした。電話をしながら自分がジャージだった事に気付いた。また、あいつにどやされるとおもいながら総会に連絡した。連絡に少し時間が掛かり、俺が帰る時には既に何でも屋の姿はなかった。
俺の名前は黒川 光翼。職業は学生兼陰陽師。陰陽師の仕事はさっきみたいに発生した鬼を退治する事。普段はごく普通の高校生だ。
初投稿で何かとあると思いますがよろしくお願い致します。