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俺が彼女で、彼女が俺で  作者: No name
神様の実験台にされた二人
3/6

at school

キーンコーンカーンコーンーー


「おい! やべぇぞ! 遅刻しちまうぞ、水川! 」

里彦たちが通ってる学校は八時二十分と二十五分に鳴り、さっきのチャイムというのは八時二十分のチャイムである。


「ああ、分かった……」


水川の方はまだ体が入れ替わったことに動揺していて、足が動かすことが出来なかった。


「んー、シャーねーな、ほら!」


そう言った里彦は水川に手を差し伸べ、引き上げた。


「あ、ありがとう、でも、男子が女子に助けられるって何かおかしくないか? 」


皆さんも分かっているだろうが、この二人は体が入れ替わっていて、女が男を引き上げるという、大変みっともない光景となっている。


「そんなことより、速く学校行くぞ! 」


「あぁ、分かった……それよりもお前って優しいんだな」


「何か言ったか?」


「な、何でもない! 速く行くぞ」



at 学校


「おはよー! 里彦、今日は遅かったな、何かあったのか? 」


里彦に喋りかけたのは、里彦と仲のいいの友達だった。


「あー、別になんでもねーよ」


みんなが唖然とした。


「あれ? 何でみんな黙ってんだよ」


すると、里彦は後ろに引っ張られるように廊下に出た。


「何を考えている! その体は私のだぞ! 」

水川は怒鳴るように言った。


「わ、悪りぃ、ついいつものように」


「ま、まあいい、今日はお互いに気お付けることだな、対策は今夜練る」


そんなこんなで、二人は学校を乗り越えた。




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