第9章 タイミングを見極める
ボトムキープするためには、それなりのがんばりも必要になる。がんばるなんて、ナンセンスだとは思うが、さすがに、がんばりゼロでは厳しいところがある。
ここで重要なのは、効率的にがんばるということだ。
肝となるのは、ポイント抑えること。
これに尽きる。
人間とは怠惰なものなので、面倒なことは後回しにしたくなる。
でも、この考え方は、だめだ。(かなりまともなことを言っているな。)
「やるべきことは、すぐにやれ」というのは、単なるビジネス用語なので守る必要はない。
「めんどうだから、明日にしよう」というのは、怠惰な逃避思考者の考えなので真似てはいけない。
ものごとには、必ず最良のタイミングというのがある。
そこが重要なのだ。
今やっておけば、一番手間がかからず、しかも精神的負担も少なくて済む瞬間があるのだ。それを常に気にしていた方がいい。相手がいる場合には、その相手の心理状態も気にしながら、一番良いタイミングを見計らうことができれば、だいぶ楽に生きることができる。
まあ、その辺りは経験値ということも絡むと思うが、何しろ、常にタイミングを見計らうという癖をつけるのは大事なことだ。すぐやるでもないし、後回しにするでもない。これによって、だいぶ楽できるのだから意識していても損はない。
ただ怠惰に生きるだけでは、ボトムキープはできない。仕事も勉強も壺を押さえて、そこだけはしっかりやることをお勧めする。しっかりやるというのは、何時間勉強するとか、まじめにノートを取るとかではなく、結果に繋がることを効率的にこなすことだ。
「木を切り倒すのに六時間与えられたら、最初の四時間は斧を磨く」
上記は、リンカーンという方の言葉である。
めちゃ、自信家である。何しろ、こいつは、斧をしっかり磨けば、確実に二時間で切り倒せると確信しているわけだ。
ニヤニヤしながら、斧を磨くおっさん。
いや、待てよ。
もしかしたら、すごく怠惰な奴なのかもしれない。
「斧を振るうのは疲れるから、できるだけ短い時間にしたいなあ。できれば、誰かやってくれないかな。」
キョロキョロしながら、斧を磨くおっさん。
まあ、どちらでも良いのだが、仕事も勉強も準備や作戦構築が大事ということなのだろう。
できるだけ、少ない負担でやるべきことを終わらせ、後はダラダラ生きるのがベストなのは間違えない。




