第20章 宇宙の終焉
宇宙は、どのように始まり、どのように終焉するのだろう?
それは、誰にもわからない。
集約するものは集約し、拡散するものはどんどんと拡散していく。
重力に捕まったものは集約し、ダークエネルギーに支配されたものは拡散していく。
最後には、巨大なブラックホールだけが、広大な空間の中にポツリと残り、隣のブラックホールは遥か彼方に離れてしまう。
そして、遂には光すらも行き来できなくなり孤立する。
ブラックホールの中では、空間だけではなく、時間すらも歪みまくり、そこからまた、何かが始まるのかもしれない。
それは、誰も見ることはできない、神のみぞ知る終焉と始まりである。
永遠などありはしない。
普遍のものもないだろう。
「もっと、遠くを見てみよう。」
「自分を信じて、想像の翼を広げてみよう。」
如何なるものにも惑わされず。
その慧眼により、未来を見渡し、真実の姿を探してみるのも悪くはない。
今に囚われてはいけない。
見えるものだけが全てではない。
空間はどこまでも広がり、それは、時間の終わりも遥かであることを示している。
宇宙は広大で未知に溢れ、それを探求する時間は無限とも思えるほどにあるのだ。
人類という種が存続する限り、ずっと、探し続けることができる。
宇宙の終焉は、遥か先である。
生きている限り、心は旅することができる。
どこまでも、どこまでも、ずっと遠くまで・・・。
ダラダラと生きながらも、遥かなる旅を楽しむのも一興である。




