第17章 物欲は重荷
「ポルシェがほしいなあ。」
「高層マンションの最上階に住んでみたい。」
「海外のリゾートホテルに泊まりたい。」
人というものは、必ず欲望を持っている。
中でも、一番わかりやすのが物欲。
高級車がほしいだとか、高級マンションがほしいだとか、そう言った類のものだ。
でもね。
そんな欲望というのは、まず、満たされることはない。
無限ループのように、欲望は湧いてくるはず。そして、その欲望を達成するのはどんどん難易度が高くなり、達成時の喜びは段々と薄れていく。
そして、最後。
その欲望が萎える時、全ては価値なきものとして無常に帰す。
その時になって、本当に大切だったものに気づいても、もはや手遅れ。
しかしながら、そんな欲望が資本社会の中でお金を回す役割を果たしてもいる。人々の欲望が経済を発展させる原動力とも捉えることができる。
でも、そんな役割を担いたいなどとは到底思えない。
ガツガツ働いて、たくさん物を買って・・・。
「ああ。面倒くさい。」
そんなものに囚われてしまったら、絶対に幸せにはなれないと断言する。
時間は無限にはない。
欲望というのは、お金と時間を浪費する元だ。
過剰な欲望など、捨てた方がいい。
資本主義社会の歯車になって、おもしろいわけがない。
物よりも、大切なものがあるはずだ。
高級車を買うよりもおもしろいこともあるはずだ。
僧侶のように、煩悩全てを捨てる必要もないが、過ぎたる欲は重い荷物のようなものだ。
そんな大荷物を背負って、一生歩き続けるか否か?
重荷は捨てて、身軽となって歩く方が楽しかろう。
全て、それでよし。
身軽になって、ダラダラと生きるがよろしかろう。




