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雨の降る放課後に、君に入部届を渡したくて

作者:三衣 千月
彼は、ずっと彼女と同じ部活に入りたいと願っている。
入部届を用意し、幾度となく部長である彼女の元へ。

結果は、いつでも失敗。
入部届を受けとってはもらえず、けれど「また次を待ってる」と彼女は言う。

拒絶ではなく、まるで彼を試すかのような。何か、正解を待っているような。
彼は今日も入部届を持って彼女に会いにいく。
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