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「タンドリー・ダージリン」


永久機関を実現する夢を叶えられなかったわ

「永遠」なんてものを

「有限」の私たちの手で創るなんて

おこがましい話だったのよ


なので不死身になりそこねた彼を

タンドリーチキンの要領で

タンドールで焼いて香辛料をかけて食べました

タンドールで焼かれたダーリンのお肉だから

「タンドリー・ダーリン」と呼びましょう


結果的に荼毘に付した訳ですが

彼の遺骨が残ってしまったので

お湯に浸してスープにした状態で飲みました

その味わいはまるでダージリンティーのようでした

(なので)「ダーリン・ダージリン」と呼びましょう


「タンドリー・ダーリン」であり

「ダーリン・ダージリン」

彼は食肉となり、スープ用の出汁となったの


「タンドリー・ダーリン」であり

「ダーリン・ダージリン」

どうせならその二つをくっつけて

「タンドリー・ダージリン」と呼びましょう


彼は永遠の命は得られなかったけど

「タンドリー・ダージリン」という名前でもって

私だけでなく、人々の心から

永遠に忘れられることはないでしょう

つまり、彼は「タンドリー・ダージリン」として

結果的に、永遠の存在となることができたのです


そういえば彼

『ハリー・ポッター』シリーズに登場する

ダドリー・ダーズリーというキャラクターに

何となく似ているような気がしたから丁度いいわ

「ダドリー・ダーズリー」と

「タンドリー・ダージリン」って

何か、語呂似てるしさ


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