~第8幕~
零が死ぬことを覚悟したその時、真人の頭部も飛び散った――
零は鉄の縄が解けるやいなや、駆け足でその場を去ろうとした。しかし振り返ったときにみた真人の姿は普通の人間であり、酷い重傷を負いながらも膝を折った姿勢で夜空を眺めるものであった。
「嘘だろう……真央……真央……」
真人はただ涙を流すに他ならなかった。
彼女を見舞いに職場から向かった先、車に轢かれて死んだ彼は彼女の願いで死神として蘇った。しかし全くの躊躇なく家族を殺害することは心優しい彼にとって難題だったのかもしれない。
真人のまわりに蛍の光が舞う、そしてパッと彼の姿は消えてしまった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
救われた筈の零は救われた心地がしなかった。何かとんでもないことに巻きこまれてしまった。そういう感想しかでてこない。そして彼はそのまま倒れた――
∀・)真人&真央コンビ逝く。ということでここまでが第1章でした。まだまだ説明しきれてないところあると思うんですけど、第2章で色んな設定に踏み込んでいきます。リアリティに多く欠ける部分がありますが、そこは“少年漫画感”ということで楽しんでください(笑)第2章も乞おうご期待を!!
∀・)おまけにボクの妄想キャスティングをどうぞ!
黒崎零:神木隆之介
エレナ:釈由美子
黒崎真人:国分太一
田中真央:指原莉乃
小林佳奈美:AKBの誰か(適当)