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SHINKIROU THE SHINIGAMI  作者: いでっち51号
第8巻~ANGER BOMB TO THE HELL~
125/163

~第9幕~

 零とエレナは携帯電話で連絡を取り合い、すぐに合流した。



 エレナと手を繋ぎ、自衛隊やら警察隊やらが闊歩する街中を歩く。



「コレカラドコニ行ク?」

「すぐに休みたいところだけど、最後の相手をどう迎えるかだよな」

「サイゴノ相手?」

「ああ、少なくとも明神という敵は美奈たちが使っていた光の能力、それからドッペルゲンガーの能力まで持っている」

「圧倒的トイウグライ強イヤロウダヨナ」

「ああ、休養を持ってもいいが、一気に仕留めに行った方がいい気もする。何にしても、雇用主と本人が合流したら厄介だ」

「ドウスル?」



 零は空を見上げる。



 陽はとっくに沈んでいる。目を凝らせば星が見えるようだ。



「もう夜だな。闇が深まるが、敵は明かりそのもの……」



 彼は目を閉じる。吐く息に吐息がでる。



「よう、今は11月だったな」

「ドウシタ急ニ?」

「いや、もう12月になるな」

「ダカラドウシタ?」

「月日が経つほど、季節は変わり暑くもなれば寒くもなる。なぁ、このゲーム、勝ち進めば勝ち進むほど得をするのはルールの採用のみか?」

「ダカラ……ナンナノサッキカラ?」

「パワーアップはできないのかよ?」

「ム?」



 零はエレナに微笑む。



「今一度お前の力のことを俺に教えてくれないか?」



 エレナは目を見開いた。



「お前って温かいな。今まで気がつかなかった。ここまできたらイチかバチか運命をお前の全てに託したい」



 零はエレナを抱いた。それはずっとエレナが零に求めていたもの、然れども、決して叶わないと思い続けた光景そのもの。



 彼らの最後の戦いはこうして幕を開けた――



∀・)ラヴシーン?よくわからないけど、次号!!

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