表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
閉ざした世界に革命を。  作者: 凛月
第2章 「革命軍」
63/100

立ちはだかる超人


 インシーさんは全員に目配せして上への階段を昇って行く


 僕は・・・


「貴樹も行って!」


「でも!」


「いいから早く!上でみんなを守って。お願い」


 ・・・確かに僕がここにいてもなにもできない・・・


「華蓮!またあとで!」


 僕は後ろを振り返らずに走った


 悔しい。でも、今は


 今の華蓮なら超人ごときに遅れをとらないだろう。僕は邪魔になるだけだ


 少しして爆音がして揺れ始めた。僕はそれに耐えながら地上に向かう


 地上は襲撃の時と同じような光景だった


 いや、今回はすでに囲まれている。議員も数人どころじゃない。防衛隊の戦闘服を着た人も数え切れないほどにいる


 みんなはメイさんを守るように布陣を組んでいる。拠点は遠い、異能力の行使に時間がかかる


「インシーさん!」


 すでに何度か異能力を使ったみたいだ。少し疲れが見える


「タカキ、中はどうなっていますか!」


「戦闘が始まりました!それくらいしか」


「わかりました。今は華蓮に任せるしかありません。私たちは早急に上を片付けましょう」


「はい!」


 ローガンさんと隊長はすでに猛威を振るっていた


 隊長は行軍の後だというのに誰にも引けを取っていない。かなりの人数を倒している


 ジンとユンファさんはメイさんを守っていた


 指標を読み込んでいるメイさんは無防備だ。守らなければいけない


 隊のみんなも戦っている。戦闘系の異能力を持たないジャガーさんは援護して回っている。毒物系の異能力者がいるんだろうか


 とにかく僕のできること


「タツマ隊長方向一秒止めます!!!!」


 今一番人が集まっている隊長方向をみる


 たった一秒の間に隊長は数十人斬り飛ばした


 血しぶきが舞う


 もう何も感じない。化け物らしく化け物でいよう


「タイガーさん!」


 名前を呼んで合図し止めることを繰り返した


 僕が来てから被害も少なくなって相手を殺す速度も上がったはずだ


 それでもこっちの数も少し減っている


 捜索隊はまだ全員いる。さすがとしか言えない


 少しして無駄だと判断したのか防衛隊が引き議員が前に出てきた


 早苗姉さんは・・・いない。異能力のはく奪は一時的なものではないらしい。インシーさんは「私が死んだら戻るかもしれませんね」と言っていた


 少しほっとした自分がいる


 姉さんだけでなく日本の人がほとんどいない気がする


 議員は第四、六、九席が来ていたらしい


 らしい。インシーさんが二人消して一人は僕が止めてる間に隊長が真っ二つにしていた


 革命軍の武力は生半可なものじゃないということだ


「議員もあとは各人で対処できるでしょう。すでにオルカとハヤブサが索敵していますがタカキも伏兵がいないか見てください」


「はい」


 「千里眼」はこの十日間で少し上達した。限界状態で使い続けたからかなじみが早い。「慧眼」もかなり隅々まで見られるようになった


 最大まで範囲を広げてみてみる。殲滅隊はかなりの人数がいた


 伏兵は・・・


「六時の方向近づいてきています」


「対処お願いできますね」


「了」


 僕はその歩行に向かって走った


 そこはジンたちに近い。反対方向の攻撃が激しいせいで手薄になってるんだ。急がないと

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ