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永き夢の果てに   作者: ちー
5/7

出逢い


ふと人の気配を感じ目を覚ます。

既に辺りは暗くなり、月が登っている。

あわてて携帯を取りだし、時間を見ると19時になろうとしていた。

「ヤッベ!寝すぎた!!」

(目覚ましかければ良かった、てかよくこの寒い中を寝れたな俺)

ぶるるっと寒さを思い出したように身体が震える。

(そう言えば、さっき人が居た気がしたな)

ふと周りを見渡すと、少し離れた所にその人は座っていた。

「えっ…」

胸がドクンと弾む。

長く綺麗な髪、整った容姿、格好こそ違うが何度も夢で求めた人が、夢と同じように月明かりを背負いそこに居た。

さらさらと髪が風によって流れる。

風に乗って香るその人の良い香りだけが、これは現実なんだと教えてくれる。

俺は呼吸やまばたきすら忘れ、神秘的な雰囲気に呑まれていた。

きっとその瞬間、世界から俺と彼女は切り離されていたんだと思う。














ーーやっと出逢えましたーー

何処からか声が聴こえた気がした。

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