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きえるまで

君の歌




君のピアノの音色



まだ残ってるみたい

私の中にはまだ鳴ってるみたい


君は歌が下手だったね。

声が震えてて

かすれてて

みんなはそれを馬鹿にしたけど


私は君の声が好きだった


みんなで歌って競うあの時


あの場所まで二人で行って

どんな話をしたのか覚えてるよ


とってもくだらなかったね

でもそういうのが楽しくてたまらなかったね





あのあと、君はよく私の前で一部だけだけど歌ってくれた歌があったね

歌詞間違えててわらっちゃったけど


なつかしい


今はもうその歌のとおりにできないわたし


自分を信じられない私…






いまでもね

あの歌を思いだすたび、伴奏だけでも思い出すたびに



胸が苦しくなるのね




懐かしくて……君の優しさをもう一度感じたかったから…



泣いて泣いて泣いて……



とても悲しかったよ



ピアノもそう


ピアノは…去年のこの季節…


五月の下旬くらいのことを思い出させるね。






たくさん歩いた道を

家々の並ぶ所を

急な坂をあるいた



そんなことをおもいださせる


今もね




君の音色はわたしのなかにかすかに響いてる




それが消えるまで私はここにいるよ





きえるまで…



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