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Side:紫雨
あれから、一か月たち、5月になった。
「ああ、そうだ。
今度のゴールデンウィーク、他校との合同合宿があるよ。」
突然言ったから、小鳥遊さん、驚いている。
ていうか、なんか目がキラキラしているんですけど…
「あるんですかっ!?合宿っ!!」
「ああ、言ったよ、さっき…」
「やったーーーっ!」
小鳥遊さん、飛び跳ねすぎ…
僕はクスリ、と笑った。
「内容は、『近隣の高校と一緒に合宿所借りて、教え合いっこする』みたいな感じかな。
まあ、もうすぐ発表会近いしね。
詳しくは、あとで紙渡すから。」
「はいっ!」
キャッキャッと、くるくる回ってる…
目、回らないのかな。
まあ、喜んでくれてよかった。
そして、今日は終わった。
そして、合同合宿が始まる初日。
僕らの浜須賀高校と他に近隣の高校や中学生。
それに、他校のOBたちも、来ていた。
中学生は自由参加となっていて、ほとんど少ない。
そんな中、バスが来て合宿所へと向かった。
ふう、ここまできました。
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。