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さよならロマンチック

作者: ありいな
掲載日:2026/01/01

先輩のライブを最前で一緒に見ている2人の姿を俺はPA席から眺めるだけだった。


去年の冬から急に仲良くなったよな。

今年の夏にはもう手遅れだったよな。


お前とは高校で知り合って、同じバンドで、

最初は同じ距離だったはずなのにな。


いつの間にかあの子を好きになってたな。

夏までに何かしてたら違ったのか?

デートにでも誘えば良かったか?

きっと来てくれたよな、友達だから。

一途だもんな。

鈍感だもんな。

結局俺の思い通りにはいかないんだ。


前はあの子から話しかけてくれなきゃまともに喋れなかったからな。

むしろ今まで愛想尽かされなかったのが奇跡かもな。


─今回もライブめっちゃかっこよかった!

─君くらい色々できたらすごいよなぁ。


いつもあいつばっか見てるくせにさ

ライブでは一番に俺のこと褒めてさ

俺がちょっと褒めたらめちゃくちゃ喜んでさ

可愛くないって、そういうの。


なぁ、お前。

まだ初恋もしてないようなガキだもんな。

応えるつもりがないなら

少しくらい譲れよ

少しくらい夢を見させてよ


好きなくせに


さよなら、俺のロマンチック

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