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桑畑博士と科学の時間  作者: ココチュ
桑畑博士の無限ループ
9/60

桑畑博士の落とし穴2

 見つけてくれてありがとうございます


 Twitterから来てくれた皆さん、ようこそお越しくださいました

 当初桑畑博士は意外と真面目な落とし穴の使い方をしていた。

 近隣の生態系調査とか、外来生物分布の為に落とし穴を作っていたが、段々といたずらの度合いが増してしまった。

 むしろいたずらに至るのも時間の問題と言えただろう。

 いつの間にか公園に落とし穴を仕掛けてリア充カップルを捕まえてみたり、防衛軍の基地に罠を仕掛けて軍人さんを捕まえたりしていた。

 どうも博士はそれらが目当てでは無いようで、何故か次々リリースしている。

「もう戻って来るなよ」

 等と一人一人に刑務所から出てきた囚人に言うような声を掛けて送り出している。

「博士?いったい何をしているのです?」

 北枕助手が近付き聞いてみた。

「うむ。お目当てが罠にまだ掛からんのじゃ。なかなか上手く行かんもんじゃのう」

 「何を狙っていますの?」

 ケイコ助手が本心を聞こうとしたその時、けたたましく目覚まし時計の音と、小さなロボットが『トラエター!トラエター!』と騒ぎだした。

「うむ!お目当てのモノがかかったようじゃな!行くぞ!」

 桑畑博士が走り出す。

「ケイコさん、後を追って!」

「北枕くんはどうするの?」

「落とし穴を消して歩かないと!」


 なるほどと合点が行ったのか、ケイコ助手は桑畑博士を追って走り出す。

 博士の側近助手の二人は、いかなる時も居場所が分かるようにGPSをリンクしている。

 仲が良い訳ではない。一人では博士の無茶苦茶に太刀打ち出来ないからなのだ。

 二人なら太刀打ち出来るかと言われたら、かなり怪しいのではあるが。

 

 桑畑博士は迷いもなくコンビニ前の落とし穴に立ち止まった。多分どの落とし穴に何がかかったのかが分かるようになっているのだろう。

 桑畑博士が早速梯子を降ろすと、色んな人が出てきた合間に長官が出てきた。

 桑畑博士がその長官に捕虫網を被せた。

「チヨーカン!ゲットだぜ!」

 博士が年甲斐もない声と感じで喜びながら言う。

「博士、あまりな事をすると各方面からお叱りが」

 遅れて来た北枕助手も博士に呼び掛ける。

「博士ー!解剖とかはダメですよー!」

 桑畑博士はカラカラと笑いながら答えた。

「解剖?そんなことせんわい。儂が欲しいのはコレじゃ!」

 そう言いながら長官の髪の毛を何本かむしり取った。

「さて長官、お便りが来ておるのじゃ」

「へ?お便り?」


 ここでいきなり幕間小話なのかと言えばそうではない。

 博士には博士の都合と考えがあるのだ。


 読んでくれてありがとうございます

 もし良かったらブックマーク、評価、いいね、感想、レビューなど頂けましたら嬉しいです

 

 只今連載中

 犢端高校勇者部活動記録   https://ncode.syosetu.com/n0115ie/


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 なども書いております。宜しかったら見て行ってください


Twitterやってます。@kokochu539です。

大したことはしていませんが、フォロバは確実です。お気軽にどうぞ

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