第3部幕間
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「博士、クローンは本当に二度とひょいひょい作らないでください。倫理的にも問題が」
「うむ。そうじゃな。しかし便利なんじゃがのう」
相変わらず幕間は桑畑博士と北枕助手がリードする。
二人の息はバッチリだ。
「まあ、否定はしません」
北枕助手がぼっそり呟く。
「あの博士、相変わらずお便りが届いていますわ。読んでも宜しいでしょうか」
桑畑博士と北枕助手の掛け合いにケイコ助手がやっかんだような水差しが入る。
「おおケイコ君かね?読んでくれたまえ」
やっと幕間に入り込めたケイコ助手が少しだけ声を弾ませながらお便りを読み始める。
「それでは失礼しますわ。今回のお便りは秋田県横手市にお住まいのメグミンさんからですわ『博士と北枕助手の下の名前はなんですか?ケイコさんと汀さんの苗字は?長官さんに至ってはフルネーム分かりません。教えてください』だそうですわ」
「困りましたね博士、まさか作者が名前を決めて無いなんて言えませんよ」
「北枕君!シー!」
北枕を止めようとしたのは汀秘書官だが、間に合わなかった。
「あー。北枕君」
桑畑博士がお冠な様子で北枕助手に声をかけた。
「は……はい博士」
桑畑博士がお冠なのは見なくてもすぐに分かる。北枕助手は震えながら振り向いた。
「ダメじゃろ北枕君、それは言わない約束じゃろうが」
代わりに北枕助手にそっくりな案山子が置かれている。
「で?博士、どう言い訳しましょうか?」
「ほほほほら、儂の名前はワンチャン博士と書いてヒロシと読む可能性も有るからのぅ」
「無理が有りますわ博士」
「やはり無理か」
「はい。この作品内にハカセと呼び掛ける箇所の全てにヒロシとルビふらせたいですか?博士をそんな風に呼び掛けるほど私達は偉くなんか有りませんでしてよ?」
「うむ。そうじゃった。困ったのう」
作者の未設定を桑畑博士が懸命に埋める。
「あれじゃ!識別以上に無駄な情報を送らない為じゃろう。うむ。そうに違いないぞ」
「作者さんは自分の未設定を博士に押し付けないでください」
「全くですな。お陰で私は『吾輩は長官である。名前はまだ無い』なんですぞ」
「だいたい私がワンレングスでタイトスカートに白衣というシチュエーション、必要ですかねぇ」
「それそれ。私にギャリソンキャップとボブヘアー、そして前髪が目にかかってて見えないとか言う描写、要るのかぁ?」
「そこら辺はまぁ、君達がまがりなりにもこの小説のメインヒロインなのだからね」
長官は二人をはげますが、反応は厳しい。
「メインヒロイン女子高生がやれば十分ですわ」
「私もメインヒロインって柄じゃないです」
黙って見ていた桑畑博士がボソリと呟いた。
「話がひとつも進まんのぅ」
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