激闘!クローン軍団3
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その日の夕方、連絡等が寸断されているという事情から防衛軍の長官もやって来た。
「連絡が着かなくて心配してましたが、何とも大変ですね」
長官が陣中見舞を始める。
当初北枕助手と汀秘書官が沢山居る事に驚いたりしていたが、やがて博士のやることだからと落ち着いた。
「おや汀くん。先に来ていたなら連絡くれよ」
「すみません長官、生憎携帯電話、無線、固定電話、どれも通話なんか出来ませんでした。それに」
「それに?」
「美しい私があんなに沢山居るんですよ!見てなきゃ損でしょ!」
この意見には一同どっちらけ
た顔しか出来ないが、本人は割と面白いものだと思ってるようだ。
何より長官が来た事により桑畑博士と北枕君の木のお家チームは物量が整う。
「北枕君は戦車と毒ガスの開発を急いでくれ!儂は夜にレンジによる攻撃を始めるぞい!」
「分かりました博士、こちらは徹底的に抗戦だけをしていますね」
桑畑博士と北枕助手の呼吸ひバッチリだ。
日が暮れてからも散発的に突撃の掛け声や悲鳴や嗚咽が聞こえて来る中、遂に桑畑博士によるレンジ攻撃が始まった。
マイクロ波をなめてはいけない。
水の分子を振動させて物を加熱するのだが、全ての物質には水分は含まれている。それが高出力のマイクロ波で激しく振動する。
この水分が全ての物質を高温にし、その熱はコンクリートをボロボロに崩し、クローン歩兵はマイクロ波が透過した後熱死した。
「博士!これは凄いですね」
「じゃが我が一番助手たる北枕君のクローンじゃ。どんな起死回生の策を出して来るかのぅ」
珍しく桑畑博士もいつもより顔が強ばっている。
「北枕君ならここからどう切り返すかね?」
僕ならそうですねぇ……
言い出す前にクローン北枕からの解答は始まった。
戦車や砲、突撃銃で武装した汀クローン部隊の前に現れたのは、ただのケイコ助手だった。
「なるほどこう来たか。そりゃやり直しじゃわい」
ケイコ助手クローンは武装はしていたが、お互い何故か武装を投げ捨て取っ組み合いのケンカを始めた。
「キミ達そんなにも仲が悪かったのかね?」
ケイコ助手と汀秘書官は顔を見合せ答える。
「ここまで嫌ってませんよ」
「私もですわ」
「そうかね、さて北枕君、この状況をどうして欲しいかね?」
突如解決策の供出を要求された北枕時よではあったが、しばらく考えてから答えた。
「では行きましょう」
北枕助手はどこに連れて行くのだろうか。
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