激闘!クローン軍団2
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その日の内に早くも戦場に鉄砲が現れた。この先はミニエー銃と機関銃、さらに大砲の炸裂弾の生産が急がれる。
これは桑畑博士亡命軍団の背後から鉄が届くようになった事に対して、クローン北枕軍団は研究所の鉄材を鋳潰したり、落ちている鉄材を回収しているからこうなっている。
結局クローン北枕軍団側は研究所施設を放棄したようだ。
現にクローン北枕軍団に従順な桑畑博士クローンを作って施設を使おうとしても、もう一つの認証、GPS認証が得られないから施設を使えないのだ。
この戦場の歴史パビリオンのような戦場にあって、意外にも最後まで使われて居るのが投石器である。
お互い鉄材の供給が追い付かず、次善の武器として石ころが有効とされたからである。
それとは別に戦場はどんどん苛烈になる。
炸裂弾が開発され、後込め銃、さらにトリガータイプのエネミー銃が開発される。
端で始まる銃剣突撃、怒号と悲鳴。まさに凄惨な戦場が形成されている。
見ている端から後方で塹壕が掘られ、遮蔽物を多く用意する戦場が形成されていく。
ある一角では汀クローン兵が遂に銃剣突撃を成功させ、突撃が加速していく。
それを北枕クローン軍団が遂にガトリング砲の開発に成功し、汀クローンを横凪に倒していく。
これにより塹壕は接近をする為にジグザグに接近する形状が取られる。
次は戦車を開発しなければならないだろう。
朝方の脱出劇より早くも日は西に傾き、夕闇が迫ろうとしていた。
「北枕君、戦況はどうだね?」
桑畑博士の問いかけにはケイコ助手が答えた。
「一進一退ですわ。埒が明かないとはこの事です」
「そうだろうと思っての新兵器投入じゃ!」
戦闘にあまり口出ししなかった桑畑博士は、新兵器とそれを使う為の核融合発電機を作っていたのだ。
「博士、どんな兵器なんですか?」
戦車作りのラインを準している北枕助手が聞いてみた。
「うむ。レンジじゃよ」
皆の頭の中に電子レンジが思い起こされる。
「そう。その電子レンジじゃよ。マイクロ波を当てると水分が振動して発熱するのじゃがの」
「はあ」
「それを限りなく強くしたものじゃよ。全ての素材には水分は含まれておる。強化コンクリートも鋼鉄も瓦解するぞい」
「なるほどですね博士」
「基地ごと煮物にしてやるぞい!夜に始めるから北枕君は偽装工作的に開発し続けてくれい」
「分かりました」
北枕助手と博士の最強タッグが間も無く炸裂しするのである。
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