ドゥベ星人決戦3
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人質であるケイコ助手は取り返した。のぞみ長官婦人も大急ぎで服を用意してくれ、やっとケイコ助手は赤裸々な姿から開放された。
「博士、助けて下さらないかと」
「作戦通りじゃよ」
桑畑博士は風に白衣をはためかせ答える。
「あれで時間が稼げたのじゃ」
「博士なるほどです」
相変わらず宇宙人姿の北枕助手が手を叩く。ところでそれは本当に手なのかい?宇宙人。
「何この宇宙人フランケン?あ。北枕くん?」
「あ。そうだ。宇宙人姿だった事忘れてました」
「あら。これが本体ね」
と、言いながら北枕助手の脱け殻を立ち上げては膝蹴りを繰り返している。意外とやることはかなえちゃん、たまえちゃん等と変わらない。
「やめてくださーい!」
そんな茶番な遊びをしている間にも戦局はガラガラと動く。
汀ロボタスクフォースは武器は搭載していないが、接近戦、格闘戦においてかなえちゃんロボ、たまえちゃんロボを凌駕していた。
その汀ロボがそこにいた政府関係者に次々格闘戦を挑み、ひどい目に遭わせていた。
「卍固め!」
「かわずがけ!」
「どりゃー!1本背負い!」
「筋肉バスター!」
次々と技を決めては政府関係者を捻り潰す。内と外から攻勢をかけられたドゥベ星人は統一した意思さえ取れず、行動も反撃もマチマチになった。
ただ、桑畑博士からの意向で捕虜も投降も要らないという事だけが明確にされたロボ達は、民間人だろうと女子供(見分け付くのか?)だろうと討ち果たす。
外宇宙を飛んでいた戦艦が地表に乗り込んで来た時、空飛ぶかなえちゃんロボの一体が突撃した。
「かなえちゃん特攻ー!」
かなえちゃんロボの何体かはそれをするために用意されていた。
破片が飛び散り堕ちた物がきのこ雲を映す。
「かなえちゃん。君の事は忘れまい」
「はい博士、かなえちゃんが作った大輪の死に華、決して無駄にはしませんよ」
何故か桑畑博士と北枕助手が手を合わせる。
「いや。私は死んで無いけどね」
かなえちゃんがボソリと溢した。割と呆れ顔だ。
「さて偽ケイコ君、カツ星にはドゥベ星人はどの位居るのかの?」
仕方なくケイコ助手の姿に戻ったカツ星人のクランエレモがケイコ助手の姿に変わって答えた。
「はい。常駐軍15万程」
「ならばここが片付いたら向かおうかの。他の植民惑星にも」
桑畑博士のその答えにクランエレモは深々と頭を下げ、かなえちゃんが賛成した。
「皆の笑顔ももう近い。博士、行きましょう!」
たまえちゃんも大盛り上がりだ。
「狭いもんだよ銀河系だよね」
宇宙大戦争はこの後も続くのだが、物語に出来そうなのはここまでである。
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