桑畑博士の新研究所2
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ここで桑畑博士は入力に使っていた三省堂と岩波の宇宙人語辞典を手から放した。そして研究所の航空見取図を見せた所反応が有った。
「おまいらにジゴク見せたらぁ!今すぐカーかって来いやクズども!」
事も有ろうに宇宙人に宣戦布告をしていた事になる。
「なんと!儂らは宇宙人に宣戦布告しておったぞアッハッハッハッハ!」
桑畑博士はとりあえずゲラゲラ笑いだす。しかし所員は浮き足立つ。
「宇宙人と戦争だと!?」
「どうしたら良いのだろうな」
しかし桑畑博士は堂々たるものだ。
「この建物のデザイナーを呼べ!そしてもう遅いぞい」
空を見ると無数のUFOが研究所を取り囲んでいる。さすがの桑畑博士もこれにばかりは絶対絶命だろう。
「フフ。こんな事も有ろうかと北枕君の壊れた自宅を巨大人型兵器にしておいて良かったわい!」
そこに巨大人型兵器がお目見えする。
コンクリート多めだが滑らかな動きであり、裸を意識した造りなようだが、白いブリーフを履いている。
「プモー!」
何か御旅を上げる北枕君の自宅ロボ。博士には分かるようだ。
「はっはっは。どうして瓦礫がこうなるかだと?細かい事は気にするな」
「博士、ところで何故ブリーフを履かせておりまして?」
「なんじゃ?ケイコ君は北枕君の家ロボのちんちんが見たいのか?仕方ないのう。おーい、脱いで……」
「脱がさないでください!」
そんな大騒ぎの中、遂にデザイナーが捕縛された形で桑畑博士達の前に突き出された。
「フフ、桑畑博士、あなたの研究は我々ドツ星人にとって脅威なのですよ!並みいる科学体系に囚われずあらゆる物を開発する。我々が銀河系の覇者となるのにあなたの存在は邪魔でしかないのだ!」
人間の皮を被ったドツ星人デザイナー氏はその皮を脱ぎ捨て、ドツ星人の姿に戻った。
凶悪な怪獣のような見た目だ。
「ふぅん。そうかね。ドツ星とはどこなのかね?」
「ドツ星?冥土の土産に教えてやる。大熊座αドゥベから300光年離れた地に有るぞ」
桑畑博士は大して興味も無さそうに北枕君家ロボと宇宙人の対決を眺めている。どうも北枕君家ロボの方が劣勢なようだ。
「アハハ!無駄無駄!我々は桑畑博士とそれが作るマシーンに対して恐ろしく特化している武装しか持っていないのだから。せいぜい泣いて許しを請え!」
ここで桑畑博士がデザイナードツ星人に向き直って言い放った。
「ドツ星人君、君は些か喋りすぎたな」
「な……何!」
「北枕君!」
いきなり呼ばれた北枕助手は返事を返すしかなかった。
「は……はい博士」
「北枕君キーック!」
北枕助手が居る所からいきなりバネが出てきて宇宙人の元に飛んで行った。
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