桑畑博士の科学的電撃訪問1
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研究所から車で一時間ほど。台所兼リビングに四畳半と3畳間。別段変わった所もない公団アパートに北枕助手は住んでいる。家族で住むなら狭いが、一人暮らしなら充分な間取りだ。
この部屋でベランダの窓を大きく開けて、朝の空気を取り入れながら、北枕助手は珈琲などすすっている。
インスタントでも気持ちに余裕が有ればそれは美味しい。
余裕があるのは研究所が各国の桑畑博士強奪チームに吹き飛ばされて、研究所が失くなってしまったからだ。
余裕は有るがしばらくお金の入りようがない。
新しいお仕事を探さなくてはならないのかも知れないのだ。
今慌てても仕方ない。時はお盆を過ぎたとは言え、まだ日は早いが朝6時。職安も研究機関もまだどこもやっていないのだ。
ましてや今日1日位……怠けたところで罰など当たるまいよ。
朝日を浴びながらのコーヒータイム。何と豊かな気持ちになることか。
そこにドアのベルが鳴り、ドアをけたたましく叩くお客さんがやって来た。
北枕はお客さんを迎えねばならないだろう。
「はぁい。どなたですか?」
ドアを開けたら桑畑博士がどかどかと入ってきて、研究所の所員達がその後に続いて入ってきた。
「やあ北枕君。研究所が無くなってしまって不本意じゃろう?そこで北枕君の自宅を臨時研究所にしたからの」
「え?辞めてください」
「通勤時間無し。夢の職場じゃのう?」
「え?嫌です」
「そうか嬉しいかワッハッハッハッハー」
桑畑博士は北枕助手の意見など聞いてすらいない。
「荻窪君、機材を運び込もう。あ、五反田君、天井クレーンの手配頼むぞ。ケイコ君は早速お茶いれてくれんか?恵比寿君はゴミ捨ててきてくれの」
「はい」「はい「はい」「はい」
北枕助手以外の所員は機械的に桑畑博士の命令を聞く。自分の家にこんな事されたくないからだ。
加速度的に騒がしくなっていく北枕助手の自宅周辺。色んな人が階段を上がったり下がったりしている。
こんな時お年寄りは自分も何かしなくてはと思うようで、箒と塵取りを持って階段下やら踊場やら、近隣やらを掃除し出す。
「ママー、お隣さん大騒ぎだよー」
とか言いながらランドセル背負ったお隣の子供が覗き込む。
「ども。お世話になっております。江戸川クレーンです」
「ども。清宮薬品です。いつもの成文、ここに置いときますね」
「あの。鋼材もここで?とりあえず受け取りのサイン貰えます?」
益々客が増えてきたのだ。
そこに追い討ちをかける来客が来るのだ。
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