桑畑博士の落とし穴3
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「さて長官、お便りじゃ」
「お便り?」
何故か腕を後ろ手に縛られた長官に、桑畑博士がノリノリで葉書を読み上げる。
「これは東京都掛島区にお住まいのMさんからじゃな『私は防衛軍長官の秘書をしていますが、私の身長163センチに対して長官の身長は158センチ。男性としてはチビ過ぎです。博士のお力でどうにかなりませんか?』だそうなのじゃ」
横合いで聞いてた北枕助手とケイコ助手がボソボソ言い出す。
「それって完全に汀さんですよね」
「アイツ、しばらく見ないと思っていたら何してんのよ」
ケイコ助手の頭の中にグラマーな風貌の汀秘書官が浮かんだ。見た目の違いからかケイコ助手は汀さんをほんの少し嫌っている。
桑畑博士は長官を小脇に抱えてツッタカターと駆けて行く。博士は思いの外力も凄い。多分何らのパワードスーツを使用しているのだろう。ケイコ助手はその後を追って行く。
長官を抱えた博士はどこかの教室に駆け込み、手足を縛りつけて長官を転がした。
「さてご相談いただいた秘書のMさんで宜しいですかな?」
「はい。Mです。宜しくお願いします」
磨りガラスの向こうでボイスチェンジャーを使って声を変えているが、それが研究所にもよく長官と来る汀である事はすぐに分かる。
「汀くん!何をしているんだ!」
縛られた長官はご立腹だ。
「長官は158センチ、私は163センチなんですが、大女に思われてしまって」
「それは気の毒ですなぁ。では何とかしてみましょう!」
桑畑博士が不思議なマシンを引っ張り出して来た。
「これは儂が遺伝子操作で用意した新しい長官の身体じゃ。このマシンで操作すれば長官の意識をクローン体に移せるのじゃ。よし。手始めに36番クローンを使うかのう」
「そんな怪しい実験に使わんでください!」
長官は懇願するが、桑畑博士は聞いてない。
「大丈夫じゃ。クローン体が再起不能のダメージを負ったら元の身体に意識は帰るから」
桑畑博士はニヤリとしながら続けた。
「意識というか。霊魂かのぅ?」
博士の含み有る言い方には長官だけではなくケイコにもゾッとした。
この時あちこちの落とし穴を塞ぎ、安全な街にしてきた北枕助手も研究室に駆け込んだ。
北枕助手は良いものを食べてないようで、痩せこけ、身体もスリムだ。
そんな線の細い北枕助手が思わず聞いた。
「何ですかこれ?どんな状況です?」
聞きたくなるのも無理もない。
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