バイオハザード外伝
ラクーンシティで起こった事件。
死者が歩く街で多くの声がこだまする。
あなたはこの恐怖に耐えられますか?
その日がくるまでは平凡な家庭だったガナード一家。一家の大黒柱クリスは特殊部隊所属のエリートだった。その旦那を支える妻のマリー。そして娘のシェリル
シェリルは学校が休みで妻と家にいたはずだった。
その日の夜、街は地獄と化した。感染者がエサを求め歩く。
噛まれたら感染してしまうのだ。
死者が歩き、感染者は増え続けていった。
ラクーンシティ警察はパトカーでバリケードを作るものの感染者は止まらない。
普通の人間よりタフだった。
遂にクリス達特殊部隊にも出場命令が下された。
特殊部隊がきたところで何も変わりはしない。次第に警察も壊滅的状態になり、生存者はバラバラで逃げ始めたのだ。
クリスは妻と娘の安否を確かめるべく、単身家へと車を走らせたクリスの家の窓には血が飛び散っていた。
玄関は何者かが侵入した跡があった。
恐る恐る入ってみると中には誰もいない。
ひょっとしたら妻と娘は生きているかもしれない。クリスは周辺を探索することにした。
周辺の民家も灯りはない。
それどころか民間人は感染しているようだ。
車のラジオからはアンブレラ社の警告が流れている。
警告!ラクーンシティ地下のアンブレラ社施設からウィルスが漏れました。感染した人々はゾンビと認識されました。
ゾンビ…。小さな頃に祖父から聞いたことがある。地獄から人が溢れた時、人はゾンビと化す。
嘘だと思っていたのに…
今は妻と娘の安否を確かめなければならない。
―あれは、妻と娘?
服装も頭髪もよく似ている。
クリスは降りて確かめることにした。
やはり、妻と娘はゾンビと化していた。
クリスは近寄る。
妻と娘はクリスを見つけ襲いかかった。
パパだよ。クリスの声は届かない。
クリスは妻と娘を抱き締めた…。
二人を残してまで生きていたくない。クリスは手榴弾のピンを抜いた…。
3日後ラクーンシティのゾンビは一掃された。
核兵器で…