第8話。初めて受けた人の愛
悪魔ゲームと名を変えた人狼ゲームは、多くの初心者を抱えながらも順調に殺し合いが進行した。しかしアクセルのせいで最終日になって色恋沙汰へと様相を変え、さらに一周してアクセルの脳を破壊した方が勝つ奪い愛バトルへと発展した。
この状況で確かな事は一つ。人間と悪魔のどちらが勝ったとしても、その時にはアクセルの胃に穴が空いているだろう。他人事でよかった。
《残り時間が4分を切りました。ただ今を持ちまして最終決戦はターンバトル制へと移行します。マリアとエリーにはそれぞれ2分の持ち時間を与えますので、制限時間内にアクセルのハートを射止めてください》
「なんか新しいルールが発生してんスけどぉ!? つーかゲーム変わってないっスか!?」
《では一旦アクセルは両手を離して、3名ともそちらに立って下さい。準備はいいですね。それでは先行、マリアのターンから開始します》
「あっちゃん。マリアお姉ちゃんを信じて下さい」
ターン開始と同時にマリアが動いた。有無を言わさぬ速度でアクセルに絡みつき、身体を密着させて彼の腕を自分の胸に押し当てる。この人ホントに迷いが無いな!
「動きが速え! あの女、スピード特化タイプか!」
「しかも初手で愛称呼びだよ!? これじゃアクセル君の脳が保たないよ!」
「パワータイプの側面もあるようでちゅよ。アクセル君の腕もしっかりホールドされていまちゅ。これでは逃げられまちぇんね」
「なあミサキちゃん。あいつら何の話をしてるんだ? 交尾するのか?」
「えっと、人間はそれの前にいくつか順序を踏まないといけなくてですね……。今は相手に自分の好意を伝える段階ですね……」
「交尾はいつやるんだ?」
「え〜と……少なくとも今日はしないでしょうね……」
盛り上がるギャラリーには目もくれず、白くしなやかなマリアの手がアクセルの頬へスッと添えられた。耳まで真っ赤になったアクセルの体がビクンと跳ねる。
「あっちゃんが綺麗って言ってくれて、お姉ちゃんは本当に嬉しかったです」
そしてマリアは、必死に顔を逸らそうとしているアクセルの頬を優しく自分へと向けた。
「マ、マリアさん……」
「マリアお姉ちゃんです」
「いや、あの、マリアさん?」
「マリアお姉ちゃん、です」
圧が強い!
「はい……マリアお姉ちゃん……」
「はぁ〜い。あなたのマリアお姉ちゃんですよ〜」
満面の笑顔でアクセルの頭をナデナデするマリア。
アクセルはもはや抵抗は無意味と悟ったか、撫でられるがままに身を任せている。
終わりだ……。たった今、アクセル城は陥落した。鉄壁の防御で名将マリアの猛攻を防ぎ切ったエリー城とは対照的に、アクセル城の外堀は埋まり城壁は崩れ城は燃え兵は全滅した。今や城主アクセルは肌一貫で敵陣に包囲されている。
「速、過ぎる……。この短時間で赤の他人から近所のネーチャンへと、一瞬で距離を縮めやがった……」
「まだ諦めないでレッド君! 君だって会ったその日にアクセル君の兄貴分になったじゃないか! まだチャンスはあるよ!」
「おお、そうだな! って、勝手に俺様も参戦させるんじゃねえ恋愛脳のメス豚!」
「ふぅん、中々の人心掌握力だねぇ。こうやって信者を増やしてきたのかなぁ? あたし様は心理学は専門外だけど、ちょっぴし興味湧いてきたじゃんよぉ」
「チックショオオオオオオ! どうして俺はあそこに居ないんだ! こんな外野で何をやってんだよぉ! 俺はーっ!」
レッドがノリツッコミしたりリューイチが血の涙を流して悔しがったりと、冥界はすっかり騒がしくなった。実際のあの世も善人悪人分け隔てなくこんな感じならいいなと、ガラにもなくついつい思ってしまう。
「あっちゃん」
「は、はい……」
そして目を離したわずかな隙に、マリアはアクセルの背後を取って彼を抱きしめていた。馬鹿な……この一瞬で……。
「これからあっちゃんは難しい選択をしなくてはなりません。どちらを選んでもあっちゃんの大切な人を傷付ける結果になるでしょう。そしてあっちゃんは優しいから、きっと必ず後悔します」
一見して良いことを言っているようだが、大切な人のポジションにサラッと自分を潜り込ませているぞ、この人。
「あっちゃんならマリアお姉ちゃんを選んでくれると信じていますが、もし……もしも、残念な結果になってしまったとしても、マリアお姉ちゃんは絶対にあっちゃんを恨んだりはしません」
逃げ道を与えた? いや、これは……わざと敵を逃して無防備な背中を討つ常套手段だ! 安易にその道を選ぶと死ぬぞ、アクセル!
「だからあっちゃんも、絶対に自分を責めないでください。マリアお姉ちゃんは、あっちゃんが自分を傷付けてしまうことが一番悲しいです。それだけは……忘れないでね」
アクセルの耳元で優しく囁くマリア。一方でアクセルは最後の平常語が効いたのか、先程までだらしなく緩んでいた表情を引き締めていた。
そうか……覚悟を決めたか。そりゃあこんなこと言われちゃったらもう見捨てられないよな……気持ちは分かるよ……。
《マリアの持ち時間が終了しました。アクセルから離れて終了時間まで待機して下さい。なおアクセルに平常心を取り戻させるために、後攻のターンは1分のインターバルを挟んだ後に始めます》
「かしこまりました」
名残を惜しむように最後に一度だけ弟?の頭を撫でて、マリアは戦線から去った。アクセルが何かを言いたげにマリアを見送る。定位置に戻ったマリアは、軽く微笑んで控えめに手を振った。
「どう見る、メス豚」
「恐ろしい人だよ……。彼女に出せる最大火力を回避不可能な速度で撃ち込んでくる上に、あえて逃げ道を与えて相手の行動を罪悪感で縛るテクニックも併せ持っているね。当然のようにフェイス、スタイル、ハートのスリースコアもハイレベル。新興宗教の教祖に相応しい恋愛戦闘力の怪物……そう評するしかないよ」
インターバルの間に、元変態特殊部隊の解説が始まった。
「エリーに勝ち目はあると思うか?」
「後出し可能な後攻が有利とはいえ、かなり厳しいね。ただでさえ格上の相手なのに、アクセル君の好みはおそらく年上。マリアさんと対照的な戦闘スタイルもこのルールでは不利になるよ。ラブリー・キッチンさんはどう思う?」
「愛は必ずしもスペックの高い者だけが得られるわけではありまちぇん。共に過ごした時間が育む愛もありまちゅ。アクセル君に自分の幸せよりもエリーしゃんの幸せを願う気持ちがあったなら、勝負はまだまだ分かりまちぇんよ」
「ハッハー! 殺人鬼のくせにイイコト言うじゃねえか!」
何やら打ち解け始めた現役殺人鬼と元変態軍人。
仲良くなるのは結構だが……できればうちに来るのはもうちょい正義サイドの人が良かったかなぁ〜!
……まあ、大量殺人犯の私が善悪の選り好みをするのは流石に傲慢か。友人さえ居なかったあの頃に比べれば騒がしいのは大歓迎だ。殺人鬼は論外として、悪人や変態程度なら全然構わない。ゼノフィリアともいつか和解したいところだが……あの封印、どうやって解けばいいんだろう?
《インターバルが終了しました。後攻、エリーのターンを開始します》
そうこうしているうちに最後の2分間が始まった。戦況は猛将マリアの圧倒的有利。エリーはまたしても崖っぷちに追い詰められた状況から出発だ。はたしてここから逆転の手はあるのかどうか、お手並み拝見といこう。
「………………」
開幕、エリーに目立つ動きは見られない。アクセルから目を逸らして落ち着き無さげに髪をいじっている。
「………………」
エリーはまだ動かない。エリーが動かないのでアクセルも動かない。じれったい静寂と緊張感が冥界ギャラリーにも伝播したか、皆がそわそわと落ち着きなく動き始めた。
「………………」
エリーはまだ……まだ動かない! どこまでも待ちの戦闘スタイルを貫くつもりか! だが時間が無いぞ! それで間に合うのかエリー!?
「な、なあ」
沈黙に耐えかねたアクセルが動いた! ようやくエリーがアクセルを見る! ギャラリー達が一様に拳をグッと握った! よく動いたアクセル!
「何よ。まさかあたしがあんたの機嫌取りに媚びるのを期待してんの? キモチワル」
待っていましたとばかりに、アクセルの踏み込みにカウンターを放つエリー! だが言葉通りに受け取るなよアクセル! これはエリーなりの歓迎だぞ! ここで退いたらぶっ殺すぞアクセル!
「いや気持ち悪いはないだろ? そもそもお前が媚びる姿なんて想像できねーよ」
ほう……悪口を軽くいなしたか。俺達の間柄ならこれくらいは挨拶というわけだな。見直したぞ小僧!
「そうよね、あたしがあんたに媚びる理由なんて無いものね。ってゆーかむしろ逆にあんたがあたしに媚びるべきじゃない? 【パレード】であんたがあたしを殺そうとした件、まだ謝ってもらってないんだけど?」
2人だけの特別なエピソード……! なるほど、考えたなエリー! フィールドの属性を2人の思い出ゾーンに書き換えたか! これはマリアには無い武器だ!
「あれはあの状況じゃ仕方なかっただろ!? 謝れって言うなら謝るけどよお! お前だって途中まで抵抗しなかったじゃねーか!」
だがもう残り時間は少ないぞ! アクセルをおびき寄せて、ここからどうするんだエリー! この会話の流れに包囲殲滅の切り札はあるのか! ツンデレ・ザ・エリー城!
「抵抗しなかったのは仕方ないじゃない。だってあの時は……その……」
エリーは頬を赤く染めて一旦言葉を切り、ジト目の上目遣いでアクセルを射抜いた。
「あんたになら殺されてもいいかなって……思っちゃったんだから」
あの【竜の火】にも匹敵する大爆発が男性陣を鏖殺した。レッドとイエローは胸を押さえてドサドサと倒れ、ラブリー・キッチンは口をあんぐりと開けたまま声さえ出せずに号泣する肉塊と化した。その隣では真っ白に燃え尽きたリューイチが砂のようにサラサラと崩れて消えていく。
死屍累々焼け野原の爆心地で私はアクセルを探した。余波だけでこの有様だ。直撃したアクセルは無事なのか。どうか生きていてくれ。お前はまだ死ぬには若すぎる。……居た! おい、無事か! アクセル!
「つーかあの時、お前だって俺のキンタマ蹴ったじゃん。殺そうとしたのはお互い様だろ?」
しかしアクセルは顔色一つ変えずにカスの発言を繰り出した。渾身の超必殺技が空振りしたエリーは、信じられないようなアホを見る目をアクセルに向けている。
…………うん。まあ、好みは人それぞれだし?
なんて言うわけあるかああああ! こんのクソガキャアアアアアアアアア!! テメーは年上のお姉さんにしか興味がねえのかゴミクソゴラァ!! 今すぐブチ殺すぞボケがあああああああああ!!
「クレア様ストップストーップ! 今までどんな敵にも見せたことのないお顔してますよ!?」
私は残された最後の理性を使ってちゃんと声を抑えているのに、血相を変えたミサキが何故か私を押さえ込もうとしてくる。
大丈夫。私は冷静だよ?
だから離せぇぇえええ! 今は亡きビステル卿に代わって! いや、全人類を代表して! エリーに恥をかかせたド外道を殺す義務があるんだぁああああ!
「手伝って下さいハスキちゃん!」
「おう」
私はただ正義を執行したいだけなのに、人狼パワーであっけなく押さえつけられてしまった。
クソッタレエエエ! こんな時に殺人鬼は何を遊んでんだーっ! 女心を踏み躙る畜生を殺して唐揚げにしろおおおお! 食わずに踏み潰してやるううううう!
「頭を冷やしてくだちゃい。恋愛感情だけが愛ではありまちぇん。勝負は最後の最後まで分かりまちぇんよ」
隣を見ると、レッドがラブリー・キッチンとイエローに組み伏せられていた。血走った目で歯を食いしばる彼女の形相が憤怒の深さを物語る。同志よ、後でアクセルをタコ殴おっと教育しような!
「ああ……でも、そういえば俺、あの時の件でお前に謝らないといけない事が一つあったんだった」
急に真面目な声色になったアクセルは、戸惑うエリーに向かって深々と頭を下げた。
「あの時、お前を見捨てて自分だけ助かろうとして、本当に、ごめん。気が済むまで殴ってくれ」
事態はエリーにとって最悪の展開となった。アクセルはエリーに対して恋愛感情を持つ以前に、罪悪感を抱いてしまっている。これではエリーがアクセルの脳を焼くのはどうやっても無理だろう。許す代わりにマリアを処刑しろと迫るのは……流石に無いな。下品だ。残り時間もあと僅か。エリーは困り果てた様子で、助けを求めるように私を見ていた。
ふむ……冥界からのゲーム介入はルール違反だが、マリアのワンサイドゲームでは面白くない。ここは敵でも違反でも先輩として一つだけ助言してやろう。
私は握り拳を握手へ変化させ、さらに一旦置けとのジェスチャーを送った。私の意図が伝わったか、エリーが頷く。
勝算は低いが、エリーがアクセルの心を掴める可能性はもうこれだけだ。人はいつだって自分に出来る事をやるしかない
「アクセル、あんたってほんっとにバカよね。この残り時間でそんなの言われても、あたし何も出来ないじゃない。あんたにはたっくさん言いたいコトあるんだけど?」
エリーはアクセルの頭をトンと軽くチョップした。その口調から滲む感情に怒りは無く、呆れと優しさが同居した声色となっている。その声を聞いてアクセルが顔を上げた。
「エリー、俺は……」
そして何かを言いかけた彼の唇の前に、エリーの人差し指がビシッと突き出された。うむ。時間がもったいないからお黙りなさいだ。
「だから明日の朝、もしもあたしがまだ生きてたら……その時はあたしの本当の気持ち、教えてあげる」
エリーは男らしくフッと笑うと、もはや言うべき事は無いとばかりに背を向けた。残り数秒でタイムアップだ。うーむ、もう一押しくらい欲しいところだが……むっ!? エリーの拳が握り締められ、足が僅かに震えている! なるほど、『死ぬのは怖いけれど、弱さを見せたくないあなたの前では精一杯の勇気を出して強がっています』という演出か! 成長したな、エリー!
《エリーの持ち時間が終了しました。ではこれよりアクセルには共に生きたい女性を選んでもらいます。念を押しますが、今回に限り処刑対象を選ぶのではありません。生き残らせたい方を選んでください》
「了解っス」
感慨に浸る間も無く、ついに最後の審判だ。
エリーはベストを尽くした。私が思いつく限り、エリーに勝ち目のある戦略はこれだけだった。マリアのようにアクセルの脳を焼けないのなら、焼かれた脳を治してやるしかない。感情に訴えかけるマリアに対して、エリーは理性に訴えかけるというわけだ。エリーに負い目を持つアクセルが心から許されたいと思っているのなら、女性としての魅力で負けたエリーにも勝ち目はある。
「俺は……」
本能か、理性か。恋愛か、贖罪か。破壊か、再生か。争い続けてきた人と悪魔の命運が、今この瞬間に決まる。
「よし……決めた」
アクセルは迷い無くエリーの手を引いた。振り向いたエリーの目が驚きに見開かれる。敵も味方もなく冥界勢が拳を握って一斉に立ち上がった。
「俺はお前を信じる。お前の言う事はいつだって正しかったし、お前が居なかったら【パレード】から生きて帰れなかった……。だから俺と一緒に明日の朝日を見てくれ、エリー」
エリーは照れながらも拗ねたような目でアクセルを見つめ返して……返事を焦らして……焦らして……焦らした! この間に心臓が耐えられなかったのだろう。リューイチが苦しみ抜いて死んだ。
「……最後の方、なんか声が小さくて聞こえないんですけど」
勝ち確の状況でもまだエリーは手を緩めない! 男らしくハッキリ言ってとアクセルにおねだりしている! クゥー! この甘えんぼさんめ! こんな才能を育ててしまったのか、私は!
「俺と一緒に生きてくれ! エリー!」
アクセルはエリーの肩を力強く掴んだ。エリーは熱く潤んだ目でアクセルを見上げ……こくんと頷いた。
キャー!という黄色い歓声がマリアから上がる。アオハルに脳を破壊され、勝敗すら忘れてキャラが壊れてしまったのだろう。邪教徒に相応しい妥当な末路だ。
《ただ今を持ちまして、最終生存者はアクセルとエリーの2名となりました。エリーは役職を公開して下さい》
「ありがとうアクセル! 絶対にあたしを選んでくれるって信じてたわ!」
エリーがアクセルの胸に飛び込んだ。アクセルは彼女の細い肩を抱くべきかどうか葛藤しているらしく、行き場の無い手を空中で迷わせている。ハスキが何かを察したようにミサキの横顔をバッと見た。雷が落ち、雷光が生む一瞬の光と影がミサキの微笑みに悪魔じみた陰影を作り出した。
「あのね! 【パレード】であたしを助けてくれたあの時から……ううん、初めて会った時から、あたしの家出に着いてきてくれた時から、あたしはあなたの事をずっと、ずっと……!」
エリーは目の端に浮かんだ涙を指で拭うと、ポケットから一枚のカードを大切そうに取り出した。そして花さえ恥じらう可憐な笑顔で、役職カードをアクセルの眼前にピッと突きつけた。アクセルの目が見開かれる。
「ずっと、ブッ殺したかったの!」
アクセルに突き付けられた役職カードには、邪悪に笑う悪魔の絵が描かれていた。
《おめでとうございます。悪魔陣営の勝利です》
アクセルが言葉にならない悲鳴を上げて膝から崩れ落ちた。ミサキとリューイチがエリーに駆け寄り、イェイイェイとハイタッチを交わす。人間陣営は敗北した。
「おめでとうございます、悪魔陣営の皆さん」
マリアがパチパチと拍手を始めると、「おめっとさん」「おめでとうございまちゅ」人間陣営も彼女に倣って勝者を讃える拍手を送った。負けても皆の顔には笑顔があった。
私達は敗北したが、遊びの本質は勝敗ではない。楽しい時間の共有にこそ価値が有る。変態も殺人鬼も改造人間も邪教徒も、共に遊び楽しめた全員が勝利者と言えるだろう。
「もう誰も信じねえ……。人間はみんな敵だ……。俺なんて生まれてこない方がよかったんだ……」
ただしエリーに裏切られて心をズタズタに引き裂かれたアクセルは……何て言うか、その……まあ、うん……あれだ……。
ドンマイ!
その優しさを利用する女。
デビルミサキは司令塔。
狂人リューイチ嘘をつく。
デビルエリーは甘えんぼ。
人間アクセル胃潰瘍。
悪魔の笑顔、脳を焼く。
人間不信だ。
デビルチーム、デビルチーム。