6前期テスト2
ざわざわざわざわざわざわ………
学校の廊下にはほとんど生徒がいた。
テスト結果がのっている紙の前で、生徒たちは様々な反応をしていた。
あるひとは、自分の名前があって喜んでいた。
あるひとは、自分の名前がなくて悲しんでいた。
あるひとは自信があったのか、自分の名前があって当然、という偉そ…ドヤ顔をしていた。
あるひとは、あまり興味がないのかひとめ見てそこから立ち去っていった。
しかし、ある1人の反応に桜は違和感を感じた。いや、違和感というよりは疑問を感じた。
「あ~やっぱり自分の名前は無いか~~」
「そんなに落ち込まなくてもいいじゃない この学年には60人の生徒がいるのだから気にしなくていいでしょ?アヤ」
「……2位の桜さんに言われてもね~~…嫌味にしか聞こえないぞ!」
「あははは~それはごめんなさい でも、柊は5位だし、そしてすみれは1位!2人ともすごいね!」
「…くっ でも、実技は!!!……あっ」
「えっと実技は………やったー2位! すみれは3位で柊が…1位!」
「ひ、柊さんすごいです!」
いつもあまりしゃべらないすみれが目を輝かせて、柊を褒めていた
……ここに柊がいたら反応が見れて面白かったのにwww
「…あれ?アヤは?」
「…………忘れてた 実技の試験、出来なかったんだった…」
アヤは悔しそうに顔を歪めていた
…………………………………………えっ
((どういうこと??))