5前期テスト
入学式から約2ヶ月がたった。
この学校には1年に2回テストがある。テストの内容は筆記と実技(固有魔法)で、結果は上位10位以内がはりだされる。
前期のテストは6月にあるので、今学校は試験期間に入っている。
「はぁ~……」
私とアヤとすみれは、嫌がる柊の近くで勉強している
テストまであと1週間だが、試験範囲のワークが終わっていないのでおもわずため息がでてしまった
「はぁ~…」
どうやらアヤもそうらしい
「勉強は学生の本分ということは納得できるけど……テストってする必要あるの!?」
私はテストに対する本音をもらした
「私も桜に賛成だ!
本当テストって何?オイシイノ!?それともカワイイの!?」
アヤとは気が合いそうだ
「ア、アヤさん落ち着いて…………」
すみれ…やはりあなたは真面目すぎる気がする 桜、とても心配です!!!
「…ここ図書室って知ってる?あと、すみれさんが困っているから2人とも落ち着いて ていうか、なんで私の近くで勉強しているの?他にあいている机があるでしょ?」
1番冷静に、そして真顔でそんなことを言われた
人って真顔を向けられると悲しくなるものなんだ、と頭は意外にも落ち着いていて今の状況を見ていた
「でも……テスト勉強が間に合わないだもん!」
私の言葉にアヤは激しく首を縦にふった
やはり持つべきものは真の仲間だ…
「……とりあえず文句を言わずにがんばりなさい あと、集中できないから寮に帰るわね。」
そう言って柊は寮に帰るために勉強道具を片付け始めた ちなみにこの学校には学生寮があり、生徒は自宅か寮か選べる 私とアヤとすみれと柊は偶然にも全員寮で暮らしている
「え~~先に帰るの~?」
「…え~、じゃないわ …アヤ、そんな顔してもダメだからね」
アヤは顔を膨らませ、「勉強手伝ってほしい」という期待の目で柊を見ていた
「それじゃあ、さようなら」
柊はアヤの期待の目を無視して図書室をでていった
「…あ、あの~わ、私でよければ勉強手伝いましょうか?」
恐る恐る言ったすみれの言葉に
「「お願いします!」」
とすぐに、元気よく、2人そろって答えた
もちろん、この後先生に「うるさい」と怒られた話は……なかったということで
6月までに小説のタイトルを変えたいと思います。
これからも読んでいただけると幸いです。