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花たちは今日も元気に咲き誇る  作者: 椿想香
秋 遠方にいる貴女を想う
61/89

59ついに学園祭だ!!1

今回は桜とアヤが会話するだけです…


「白ユリ魔法学園祭の開催を、ここに宣言します。」

いつもとは違う、それらしい威厳をもった理事長が、その一言で開会式を締めくくった。


「理事長って…」

「威厳があるように見えるけど、彼の素を知ると何故か…違和感があるね…」

「桜に同感~」

ついに、白ユリ学園祭が始まった。

私とアヤは開会式に出席しているが、柊とすみれはすでにここにはいない。柊は中学生の案内、すみれは金魚すくいの店番で、準備をしているのだった。

「開会式も終わったことだし、さっそく遊びに行く?桜」

「そうだね、柊とすみれを探しながら楽しもうか」

ちなみに、私とアヤは学園祭後半にあるミナバシ大会決勝戦(続)があるため、午前中は暇なのであった。


「アヤ、最初に行きたい所はある?」

「そうだね……とりあえずここから出ようか」

私たちは体育館から出た。すると、そこには……

「おぉぉ~~!!」

「活気にあふれているね!」

たくさんの模擬店がそこらじゅうに並んでいて、お客さんもたくさん来ていた。

「あ、桜~ りんご飴食べて良い?」

「私も食べる~」

私たちは食べたいものを片っ端から食べることにした。


色々な食べ物を買い食いしていると、アヤがいきなり叫んだ。

「ねぇ、桜!あれってすみれじゃない?」

「あ、本当だ~……なんかめちゃくちゃ幼稚園児がたくさんいるね…」

金魚すくいとかかれた場所で、すみれがあたふたしながら働いていて、その横で竜胆さんは(ニヤニヤと内心笑いながら)すみれをサポートしていた。

「金魚すくいだもんね~ あーちっちゃい子、マジでかわいい~」

「そうね …すみれと竜胆さん忙しそうだし、行くのはやめようか?」

「そうしよう~…あ、そういえば校内にも模擬店があるんだよね?」

「外は混んできたし、言ってみよう!」

私たちは金魚すくいをあとにして、校内に入った。

すると、何人かの中学生を引き連れる生徒を見かけた。

「ここは魔法に関する資料がたくさんあり、」

「あれって、柊じゃん!」

「その横にすいれん様もいる~あ、中学生を落とした!」

どうやら、その生徒とは中学生案内役の方たちだったらしい。

「大変だね…」

「そうだね、アヤ。それに比べ、今の私たちは……」

「…これ以上は考えてはダメだ」

私とアヤは少し落ち込みながら、校内にある喫茶にむけて足を早く進めた。


「いらっしゃいませ、お嬢様方」

そこは、ロングスカートのメイド服を着た女子生徒と、燕尾服を着た男子生徒が腰を折って、丁寧な挨拶をしていた。

「え?………え!?」

「そういう喫茶なのかよ~~!?」

予想の斜め上にいったお店に、私はツッコムことを止めることができなかった。

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