58学園祭準備
遅くなりました。
毎度ですが、本当にすみません。
「学園祭まであと一日、か~」
生徒たちは明日に向けて、朝早くから準備をしていた。
私たち四人は準備が終わったので、まだ準備でバタバタとしている学園内を喋りながら歩いていた。
「そうですね、アヤ。もう学園祭だなんて……今から楽しみで待ちきれません!」
「あ、明日は一緒にまわろうよ!(すみれがめちゃくちゃ楽しみにしているし)」
「そうね、(確かに…)」
「じゃあ、ゲームして負けた人は何か奢って欲しいな~」
「桜の提案に賛成~」
「た、楽しそうですけど…でもその負けた人が…」
「大丈夫大丈夫。勝てば問題ない!じゃあ当日、じゃんけんをするか~」
「賛成~。……あ、紅蓮と白蓮だ」
明日の話をしていると、まだ屋台の準備をしている紅蓮と白蓮を見つけた。
「おーい!二人とも当日は大丈夫そう?」
「多分、大丈夫だと思う。………兄貴はよく肉を焦がすけどね」
「え?もしかして、白蓮って……」
「料理が苦手だ」
意外な短所を知ってしまった。
「それで……」
私は紅蓮に近付いて、彼の耳元であることを尋ねた。
「あれから、白蓮と喋れたの?」
「…見ての通り、少し避けられてるって感じかな」
「そっか…」
私が紅蓮に心の内を少し明かした次の日、紅蓮は白蓮に話しかけたらしい。しかし、その後意外にも白蓮が紅蓮を避けている。
「じゃあ、準備頑張ってね」
「ありがとう」
でも実のところ、今回はそこまで心配ではない。
(きっと二人の雰囲気が前よりも柔らかくなった気がするからかな?)
皆の所に戻るとアヤが紅蓮たちについて聞いてきた。
「やっぱりあの二人はあのまま?」
「うん」
「そっか…」
「二人が心配ね…」
「そうかな?柊」
「?」
「桜は違うのですか?」
「すみれ、柊。確かに前までは心配だったけど、今は紅蓮が急に向き合い始めた様子に、白蓮が戸惑っているだけだよ。だから多分あの二人はもう大丈夫だよ!」
「……」
「まあ、桜がそう言うなら大丈夫!」
「そうですね。」
それから私たちはもう少し喋ってから、寮に帰った。
(明日は学園祭で、ミナバシ大会決勝戦がある。)
私は気合いを入れて、眠りについた。




