表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
花たちは今日も元気に咲き誇る  作者: 椿想香
春 希望に向かって…
6/89

4ある日の昼休みの教室

遅くなってすみませんm(_ _)m

あれから2週間くらいたったが、柊さんは相変わらずだ クラスで少し浮いていたが……アヤさんだけは普通に話している


「柊さ~~ん!昼食終わって昼休みだし、一緒に遊ばない?」

「……」

「じゃあ、今柊さんが読んでいる本の名前教えて?」

「………」

「う~~ん…じゃあ、今から図書室行かない?ここの図書室、白ユリで一番大きいらしいよ!」

「…………」

「ていうか、『柊さん』って長いから、『柊っち』て呼んでいい?」

「……文字数変わっていないけど…あ」

思わず柊さんは反応してしまったようだ

口に手をあて、顔は少し赤くなっている

…そんな様子が、ちょっとかわいく思えた

桜「『柊』でいいんじゃない?アヤさん」

アヤ「あっ、それでいいじゃん! てか、私のことは『アヤ』でいいよ、桜っち」

桜「あはは…アヤ、私のことも『桜』でいいよ!」

アヤ「よし、じゃあ『桜』『柊』って呼ぶね!」

桜「すみれさんもそれでいい?あ、『すみれ』って呼んでいい?」

すみれ「あ……はい」

すみれは突然話をふられて動揺しているけど、ここにはもっと動揺している人がいた

「は、話を勝手に進めないで!私は許可していないからね!」

と言って席から立ち、教室から出ようとしたそのとき…私は思わず柊のそでを掴んでしまった

「……なによ?」

「…柊の許可がなくても、『柊』って呼ぶからね」

「……か、勝手にすればいいわ」


柊は少し顔を赤くし、教室からさって行った

これは、「柊が許可した」ということだろうと自分勝手に解釈した









「人は皆、自分勝手な生き物………

人はいつか、私を裏切る

それは自分自身が一番わかっているはずよ」

廊下で1人の少女は、自分にそう言い聞かせていた。

少女の目は暗かったが…どこか悲しい感じでもあった。 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ